展示

A展示室:琵琶湖のおいたち

A4 コレクション・ギャラリー

「コレクション・ギャラリー」は、琵琶湖のおいたちに関係した資料や県内の地学資料を集めた展示空間です。

A4-1 中・古生代の化石と岩石

A4-1-1 古生代の化石

県内東部の伊吹山や鈴鹿山地北部には、石炭系やペルム系の石灰岩(約3~2億年前)が分布しています。この中からは、フズリナやウミユリ、腕足貝などの、当時海底にいた、さまざまな動物が発見されます。それらの化石を調べると、当時、これらの生物は、赤道近くのあたたかい海に生息していたことがわかります。

A4-1-2 滋賀の岩石と鉱物

山をつくる岩石は長い間に風化し、浸食されて礫や砂あるいは泥になって下流に運ばれていきます。 それらは途中の川や湖にたまったり、あるいは海まで流されていって地層(堆積岩の形成)になります。 また、それらは、陸から遠く離れた海の中にたまった、生物の遺骸を主体とした地層や玄武岩などと海溝で混ざりあい、 一部は地下深部まで沈み込んでいきます。 その際の高い圧力や温度の影響を受けて、地層は強く変形したり、組成が変わったりします(変成岩の形成)。 一方、地下深部では、マグマが地殻の一部を取り込み、互いに影響しあいながら、地下で固まったり地上に噴出したりします (火成岩の形成)。それらはやがて隆起して山をつくり、再び風化・浸食を受けることになります。 このように、地球の表層をつくる地層や岩石の一生は、地球表層での物質循環の中に位置づけることができます。

A4-2 古琵琶湖層群の化石

「古琵琶湖層群の化石」には、「魚類化石」「貝類化石」「せきつい動物化石」「植物化石」「昆虫化石」「足跡化石」などがあり、ここで古琵琶湖層群から産出している化石の概要を知ることができます。

【発見されたせきつい動物化石】 古琵琶湖層は、約400万年間の生物のうつりかわりが連続的に記録されたたいへん貴重な地層です。この地層からは、ワニやカメ、魚などの水中の生物だけではなく、ゾウやシカなどの陸上動物やそれらの足跡化石も発見されます。自然史関係の資料は、できるだけ本物は発見された場所でその地層と一緒にみていただくことが望ましいと考え、元資料は地元に残し、レプリカで展示する方針であつめられています。

A4-3 自然史キット・ライブラリー

コレクション・ギャラリー一般に博物館の展示は、ケースをつかっておこなうことがおおいようです。 これとは対象的に、琵琶湖博物館では、できる限り資料を身近にみられるように開放的な展示をおおくとりいれました。 この展示もそのひとつです。展示室のいちばん奥のカウンターから、隕石や化石、鉱物などを持ちだし、テーブルにすわってみたり、さわったりすることができます。

A4-4 地域の人々による展示コーナー

通常の常設展示とは違い、地域の人々が調査したり採取した標本を自らが主体となって展示をするコーナーです。現在、試験運用中です。 詳しくは【こちら】をご覧ください。