「古代湖 琵琶湖とともに生きた動物たちー野生サイの足跡を求めてー」

●展示内容:400万年にわたる長い歴史を刻んできた古代湖・琵琶湖の恩恵を受けて、生まれては消滅を繰り返してきた多くの生物たち。それらには水中に棲む貝や魚、カメ・スッポン類だけでなく岸辺にはゾウやシカやワニやサイ、トリなどが訪れていたことが化石からわかっています。ここでは、その中で姿はないが来ていたまぎれもない証拠である「足跡の化石」と「現在の野生動物の足跡」を展示します。
●ここに注目!展示コーナーの右側には、400万年前のミエゾウとワニの足跡、250万年前のアケボノゾとシカの足跡、50万年前のトリの足跡と非常に珍しいサイの足跡の化石を展示します。でも、大昔の生物たちは、本当にこれだけだったのでしょうか? 国内や中国の化石を調べてみるともっと多種類の動物がいたことがわかってきました。足跡化石と骨や歯の化石は切っても切れない関係にあります。このふたつの分野の研究が太古の生物相の解明に役立つことから、私は、いまは化石として出ていない動物の足跡でも、いつか出ると信じて全アジアの森や河岸で観察しています。その一端を型で展示します。
その理由: 400万才の古代湖 琵琶湖とそれをとり巻く豊かな自然の中で多くの野生動物や植物が育まれてきました。このことは骨や歯や貝や木の葉の化石だけでなく、足跡の化石からも読み取ることができます。 太古に生きた動物たちの姿や生活をみようと思うと、その方法は現生の生物を観察すしかありません。アケボノゾウやシカやワニなどの足跡の化石の研究のためにアジアゾウやサンバージカやイリエワニの足跡を見つけたときは飛び上がるほどうれしいですが、いま絶滅の危機のあるサイの足跡などは見たくてももう簡単には見られません。 化石の研究をしていても、いまの地球の環境や、人間が自然に、動物に、植物にしてきた破壊行為を真剣に考え直さないといけないとつくづく思います。

展示者:岡村さん

【採集のうれしかった事など】:アジアゾウやサンバージカやイリエワニの足跡を見つけたときは飛び上がるほどうれしい

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