・2009年12月20日(日)

●年末付近の博物館

 今日は,質問コーナー担当日で,一日質問コーナーに座っているわけですが,この時期の来館は少ない.12月は本当に来館者が少なくて,平日ともなると,団体が来ていないとひっそりとした雰囲気があります.もっとも,そういう時にはゆっくりと展示が観覧できるわけで,静かな雰囲気の博物館が好き,という人には,この時期に来るのがおすすめです.うちの展示の一部である水族展示がある事を考えると,もう少し人が来ていてもいいような気がしますが,有名な水族館などは,電飾をしたり,クリスマス飾りやムードを演出したりと,デートなどに使うにはよい環境を提供しているわけで,琵琶湖博物館は公立であるために,特定の宗教行事に荷担するわけにもいかず,なかなか難しい.
 そんな状態ですが,さすがに土・日曜日は比較的人が多いです.特に今日は,ふれあいサンデー(という名前だっただろうか?)で,滋賀県の方は家族でくると無料になりますから,いつものような感じで,お子さんを連れた家族が多いという感じです.もっとも質問はほとんどありませんけれど.午前中は大学生の団体が来ていました.大学はもう休みに入っていると思っていましたが,補講かなにかなのかな?おかげで,フロアートークには人が結構いたので良かったです.
 琵琶湖博物館は正月3日から開館なので,来館の少ない12月はやや早めに閉館します.今年は23日まで.あぁっ,クリスマスまではあいていない...まぁ,あまり関係ないのでしょうけれど.
 来年もたくさん来てくれるかな?


・2009年12月17日(木)

●寒波がやってきたっ

 年末ですねぇ...今年ももうすぐ終わりですねぇ...今年中にやらないといけないことが終わりそうに無いですねぇ...毎年の事ですが...
 ここ最近,急に寒波がやってきました.寒いです.最低気温は徐々に下がっているという感じですが,日中の気温が上がらないせいか,なんとなく寒く感じる.比良山にはもう雪が降っているようですが,一昨日は,それが博物館からみてもわかる程度に積もっていました.あいにく,写真を撮ったときには曇っていたので,わかりにくくなっていますが,一部見えています.これからどんどん雪が見える標高が低くなっていくのでしょうね.あぁ,寒い.
 と,そんな中,今日は湖西地域に行きました.火山灰の調査です.こちらは,日が照っていたのと,風があまりなかった(遮るような場所だったので)事もあり,そんなには寒さを感じませんでした.その後,来年の干支が虎という事で,お正月展示の事があったので,瀬田川まで足を伸ばしました.というのも,瀬田川では知る人ぞ知る,虎石,というのが有名で(水石や盆石という文化でいうところの),これを展示しない手はない,という事だったのですが...そもそも,私は水石や盆石でいう虎石,というのがあまりよくわかっていなくて,また,さすがに有名なだけに,これまでにもたくさんの愛石家(というのだそうで)が訪れているという事もあり,行ってもよくわからない.で,今日は寒波で,瀬田川にいると,本当に風が冷たい...冷たい...つめ...とりあえず,それっぽいものを探してきましたが,それを虎石とよんでいいのかどうかさえ判断がつかない.まぁ,これらが展示にでるかどうかはお楽しみという事で.ひょっとしたら地域の方にお借りして展示する事になるかもしれません(ということは今日の私の寒い調査は,別の意味で『さむい』調査だったというわけで).


・2009年12月8日(火)

●もう師走

 もう,今年最後の月になりました.今年を振り返るほど,今のところ余裕がありませんが,今年はいつも以上にばたばたしていた.今年の反省は,もうちょっと後にしましょう.

●南九州

 先月末は,南九州へ調査に行きました.火山灰の大本を訪ねる調査です.すべての根源が南九州と言うわけではありませんけれど,何にしても,主要な場所であるのは確かです.火山を対象にしている研究者に同行したのですが,噴出源近くのものと,私が対象にしているものは,根本的なたまり方が違うので,いつもと感が狂うというか,自分にはこの辺りの研究は向いていないな,等と感じた次第.それでも,私のような,堆積物と火山噴出物の間を取り持つような研究をしている人間にとっては,火山噴火から堆積物として地層を形成する所までが非常に大きな意味を持っているので,この辺りの調査も重要ではあるのです.
 調査に行っていた頃は,桜島の活動がやや活発な時期でしたから,しきりに噴煙を上げていました.私が対象にしているような火山灰を噴出する火山噴火は,これよりもかなり規模の大きなものですが,現在起こっているものを実際に見ることは,自分の対象を考えるときのイメージにつながります.火山噴火で噴出した火山灰が,上空で風に流されて広がっているこの写真は,そういったイメージを明確にする例でもあります.ちなみに,私が対象にしているような規模は,もっと高くまで舞い上がります.

●授業連携

 という程のものではありませんが,私が研究対象にしている火山灰について,とある小学校で生徒達の考えのプレゼンがあるというので,コメントをする役割として参加.そのあと,現在の研究者達の考え方についての簡単なお話.なかなか皆さんよく考えているなと思いました.なので,聞いている間にあわてて,話す内容を付け足ししたくらいで.そこの先生がおっしゃっていたのですが,地学は理科の中でも教えるのが敬遠される一つだとのこと.相手の規模が大きすぎるのと,実験があまりできないのとで,子ども達への理解へつなげるのが難しいとのこと.どこでも考えている事は同じだなぁ,と.私もそこで悩んでいて(といっても私が悩んでいるのは,学校の先生に地学の事を扱ってもらうための実習を開発するとかで),難しいと感じるのは誰もが同じ,と思った次第.

●もう歴史上の事なんだな

 今日は,個人的にはある意味のある日なのですが,よく考えるとそれはもう29年も前の話なので,数字で考えると,もうずいぶん昔の話なんだな,などと思います.この事自体は,地学とも博物館とも関係ないですが(○○ミュージアムというのがあるので,博物館ネタと言い切る手もあるけれど),そんなに前の事だと,もう20代以下の人にとっては歴史の話(こういう言い方はちょっと日本語として変ですが,意味をくみ取ってください).さて,今年は姉川地震から100年という事で,いろんなところで展示をしてました.100年前だと,さすがにそれを知っている人はもういないと思うので,歴史上の過去の話だなぁ,といってもいいと思いますが,年が明けて1月半ば頃には,阪神淡路の地震が1995年に起こってから15年になります.私は当時大学院生で,大阪に住んでいました.私は大きな被害にあったという訳ではないものの,やはり生々しい記憶として残っています.けれど,今日,授業に行った小学生達は生まれる前に起こった事で,彼らにとては,歴史上の過去の話なんだろうか?などと,今日と言う日に思いをめぐらしていました.それにしても,私も気づかない間に,長く生きてきたものだなぁ,としみじみ(しみじみ感じていられるほど余裕のある師走ではありませんが...).


・2009年11月19日(木)

●高島市の展示

 今年は,姉川河口付近に大きな被害をもたらした姉川地震が起こってから100年目にあたる年で,その機会に地震の事を考える展示を今年度初めに琵琶湖博物館でやったのをはじめに,県内のいくつかの場所で,姉川地震関連の展示をやってきました.それで,おそらく今年最後の展示になるだろう高島市での展示が明日から始まります.場所は,高島市役所(旧新旭町役場にあります)のロビーで行われます.その準備のために,展示されるパネルを持って行ってきました.展示はあちらにお任せ,で申し訳ないのですが.で,12月7日まで行われます.ただ,役所で行われる関係で,土日曜日に見られないのが残念です.

●寒いよ

 今週にはいって(先週からか?)急に寒くなってきました.まぁもう11月も半ばだから当然といえば当然なのですが.ここ数日は12月なみの寒さとか.天気も悪いしよけいに寒さを感じる.毎年の事ながら,私が主に仕事をする場所としている地学の部屋は結構寒く,廊下に出た方が暖かいくらいで,やはり角部屋だからか?とか思ってしまいますが,まだ当然ながら暖房も入っていない部屋で,足下が結構寒く,このままだと,インフルエンザもはやっているのに,大変なことになるなぁと思いつつ仕事をしている.なんとかしたいものだ.
 湖岸を走っていると,対岸に比叡山が見えるのと,今日行ってきた高島への途中は比良山を横にみつつ(脇見運転をしていたわけではありません,表現上の事ですので)いると,山が色づいてきた,というより,もう冬の気配なのか?と.さて,横の写真は文章ばかりだと寂しいので,なるべく写真を入れるようにと心がけているあかしのものです.湖のように見えているのは永源寺ダム.ダム周辺の道沿いにある紅葉を撮影したものですが,この画像だけをみると,琵琶湖周辺のようにも感じられる(のは私だけか?)ので,まぁまぁな雰囲気を醸し出している.そういえば,永源寺周辺は紅葉で有名だから,この時期は観光をする人も多いのでしょう.
 これから本格的な冬を迎えていくのでしょう.あぁ寒いこった.


・2009年10月26日(月)

●休館日

 琵琶湖博物館は基本的に月曜日が休館日(祝日なら開館)ですが,これに併せて職員も「特に用事」がない場合は休日が当てられています.「特に用事」というのは,どうしてもその日でないといけない用事の事なのですが,博物館にくる理由はいろいろあるけれど,展示室での作業なんかがその一つです.私が常設展示で担当している(というかつくった)ものの一つに,『実験水路』というのがあります.これは,どんな水の流れで,どんな地層ができるか?という事を実験する装置(の小規模なタイプ)なのですが,これが結構手間がかかるもので,水を足したりするのはしょっちゅうで,藻が生えてくるので,掃除がかかせません.きちんと掃除しようとすると時間もかかるので,基本的に休館日しかできません.というわけで,休館日に来ています.前述のような事情なので,休館日には人が少なく,全体的にひっそりした感じ.落ち着いて仕事ができるといえば,そうなのですが,基本的に展示物の掃除に来ているわけで,そういう体を動かす仕事の場合,落ち着いて仕事をするという訳でもなく,かえって人がいた方が手伝ってもらえるかもしれない(もらえないのですけれど)という淡い期待を持てる分だけいいのかも.11月にはいると来館者が少なくなってくるのですが,綺麗になった実験水路(といっても一般の人が見る分にはわからないかもしれませんが)を見てやってくださいませ.


・2009年10月23日(金)

●他の博物館こと

 私は,学会関係での活動の中で,生涯学習に地質学を取り入れてもらえるような,要するに地質学の普及に関する委員があります.といってもほとんどそのような活動はしていなくて,博物館でやってる地学関連行事をみんなから集めて,学会のページで紹介する,というような事くらいです.で,そういう関係から,時々他の博物館の行事案内をもらったりするのですが,先日,東京にある科学未来館から,600万人目の式典があった事を教えてもらいました.たしかあそこは開館して8年くらいなので,やっぱり東京は入館者が多い.ちなみに,琵琶湖博物館はこの前700万人になった所.
 こっちは人数の話ではなく,開館年の話.東京にある葛西臨海水族園は開館20年だそうだ.琵琶湖博物館よりも少し歴史が古い.何で葛西の話かというと,私は大学の卒論の頃から房総半島で研究をしてきたのですが,それが今から17年ほど前(もうずいぶん遠くに来てしまったものだ)の事で,卒論で調査場所に行くのに東京駅からは京葉線を使っていた.私は大阪生まれ・育ちなので関東の事がよくわからなくて,京葉線が(その当時は)比較的新しい路線だ,という事は聞いていたけれども,どれくらい新しいものなのかもよく知らず,某ネズミが主人公のテーマパーク(でいいのかな?)の前を通るときに,こういう人や車が多いところは苦手だなぁ,くらいにしか思っていなかった.そういえば,まだ,京葉線沿いにはそんなに建物がなくて(特に千葉県に入って以降は),新幕張のあたりでも,閑散とした雰囲気だったように覚えている.でも,その頃から葛西臨海水族園はあって,調査の帰りとかにちょっとよったりしたことがあった.そうかぁ,あのころはまだ開館してそんなに時間が経っていなかったんだなぁ,と今更ながら思います.そうやって,他の所の事を聞いて,自分の昔を振り返ったりするなんて所は,自分が年を取ったのだなぁと感じさせられるのです.そういう事もあって,葛西臨海水族園はわりと想い出があるというか,好きな水族館園の一つですね.そういえば,もう長い間行っていないなぁ.房総で調査することが無くなってから,しばらくたつから,千葉に行くことも無くなったしなぁ.また行きたいなと思うところです.うちとこもそうだけれど,博物館などの施設は厳しい時代になりますが,がんばっていてほしいなと思います.と,自分にもはっぱをかけておこう.
 学生の頃の調査については,いろいろと思い出深いというか,わりと細かいことまで覚えている.最近の事なんてあまり覚えていないのに,あのころの事は鮮明に覚えているというか.大きい荷物を抱えて東京駅をうろうろしていたら,柱の影から現れた大柄でスーツ姿の人に「お兄さんどこへ行くのですか?時間があったら,自衛隊の話を聞きませんか?」という自衛隊の勧誘があったこととか,いろいろ.それはまた別の機会にでも.


・2009年10月8日(木)

●観察会

 10月は毎年,化石の観察会をやっています.今年は,4日にやりました.ずっと雨が少なかったのに,ここの所天気が良くなかった.けれども,観察会の日だけ晴天に恵まれました.化石の観察会は河原ですることが多いので,前日に雨が多くても駄目だったわけなのですが,前日も天気は悪かったものの,それほど降っていなかったようで,河の水の増水もほとんどありませんでした.というわけで,よい観察会日和でした.
 私は化石が専門でないし,どちらかというと,その入れ物の方に興味があるのですが,安全確保のためもありだいたいは一緒に行きます.さて,そういう化石採取にはあまり興味を持っていない私でも,きれいな化石がでてくると,おぉ,と思うのです.写真は,サイズがわからないでしょうけれど,手のひらには入らないくらいの大きい貝化石です.見つけたものの,ここの貝化石は壊れやすく,このサイズのものは取り出しが難しい.大抵壊れてしまいます.というわけで,写真だけにして,現場においていったのでした.

●台風一過

  
 去年もそうでしたが,今年も台風が少ない.なんて思っていたら,直撃に近い状態で近畿地方に来ました.近畿地方に一番近づいたのは,10/7の夜〜10/8の早朝のようです.夜は,家の窓もがたがた鳴り,外では,がーん,などいろんな音が聞こえていましたので,結構な風だったのだろうな,と思っていました.朝のニュースでは,7時半の段階でまだ滋賀県南部は,大雨,洪水,暴風警報が出ていて,交通機関も大変な乱れ.とそんな状態で出勤してみると,烏丸半島は,↑,のような状態で,植木のいくつかは倒れ,街路樹の枝や葉が散って道路に散在しているような状態でした.いかに,風がきつかったのかを物語っている.
 さて,数年前から琵琶湖博物館では,企画展示の告知というか,企画展示のノボリを道路沿いや博物館周りにたてています.台風がくるということで,危ないから前日に撤去(したのは私ではなく他の学芸員ですが)し,その判断は正解だったのだろうな,と思う一方で,博物館前のバス停にある何かのノボリ(企画展示のものと同形状のもの)はそのままで,無事な様子.これは,よほど頑丈か,バス停の建物が風よけになっていたのかなぁ?などと思っていました.ちなみに,朝方,草津市の方が道路の見回りに来ていました.


・2009年9月15日(火)

●ようやく一段落?

 毎週続く学会大会もようやく一段落.今年の一番の目玉は,ここを会場とした第四紀学会でした.これは,大会事務局長,シンポジウム企画,世話人,発表,普及講演企画,巡検案内者などなど,となかなか大変でした.その次の週末は地質学会.こちらももちろん発表でした.その次の週末は浜大津であった歴史地震研究会で,こちらは展示の話をしました(地震災害教育という事で).こんなわけで,質の高い発表というよりは,発表をこなす,という感じになっていたに違いないと感じる今日この頃ですが,とりあえずは,一段落です.その間には,長浜市での展示の撤収と,イオンモール草津での展示準備とが入っていました.今は,イオンモール草津のイオンホールで姉川地震の展示をやっています.琵琶湖博物館でやった展示の一部が展示されています.
 学会も終わったし,のんびり,なんて事はまぁないですね.研究関係だと,琵琶湖博物館で共同研究をするためには,琵琶湖博物館の研究審査会を通らないといけません.その審査会は来週末.そういえば,もうすぐ科研費申請の時期ですねぇ.なんにしても,まだまだつづくよどこまでも.


・2009年8月27日(木)

●日本第四紀学会

 私がやっている研究の関連で,いくつかの学会に所属していますが,その一つが,この日本第四紀学会.第四紀というのは,地質時代区分の一つで,いわゆる「人類の時代」とされるものです.この時代は,現在の環境と密接に関係している時代ともされていて,近未来の予測についても欠かせない時代です.そのため,この時代にどういう事があったのか?などを,地質,地形,古生物,考古学,人類学,気象,地盤工学,などなど,様々な分野の人がここにはいって議論をしようとする学会(だったと思う)です.その学会大会は毎年8月に行われるのですが,今年は琵琶湖博物館が会場です.大学などが会場だと,いくつかの教員や院生などで運営準備をやる(と思う)のですが,なにぶんにも琵琶湖博物館で周辺に関連学部の大学はないし,という訳で,しょぼい人数で準備をしていました.
 それで,明日からなので,今日は明日の会場準備など,だいたいもうできたと思うけれど,まだなんか忘れている気が.まぁ,その都度対応すればいいか.大会中は,県内の人でこの学会に入っている人がいろいろと手伝ってくれます.
 そういう準備をしていると,運営準備が優先されるので,自分の準備は...実は大会でやるシンポジウムの企画もやっていて,自分も発表しないといけませんが,たいした準備もできないまま大会になってしまう.あぁぁ.まぁ,なんとかしよう.日曜日は,午前中にシンポジウムがあって,午後からは普及講演という事で,二人の方に講演頂きます.
 大会は日曜までですが,次の日の月曜日は巡検といって,この地域の地形や地質を案内するというものがあります.その案内者の一人でもあります...でも,巡検は気分的にはちょっと気楽かなぁ.
 それで大会行事は終わり.その次の日は,長浜でやっている姉川地震の地震展の片づけ...そういえば,あっちの方は盛況なのだろうか?準備の時は結構人が集まってきていたけれどなぁ.


・2009年8月18日(火)

●長浜市での展示

 今年の春にやった「百年前の大震災」は,今年にいろんな場所を回っていくという計画をしているのですが,その一つが,今回の長浜市で行う展示です.昨日(8/17)から始まりました.西友長浜楽市店で行っています.といっても,昨日準備にいったので,オープンと同時にという訳ではありませんでしたが,準備中にも来店されている方がちらほらと見に来られていたので,なかなか上々だと思います.これの前には,虎姫町で8/14に展示をやっていました.その前は8/8に長浜の別の会場でも(これはシンポジウムに併せて).さて,どれくらいの方が見てくれるのやら.
 昨日はその準備で,長浜市まで行っていたのですが,当初の予定よりもパネルを貼るボードが大きい事がわかり,できるだけたくさんのパネルを展示するために,急遽展示パネルを再検討.さて,パネルが増えたのはいいとして(他にも持って行っていた),パネルを固定するためのピン(長型)は,もしかのために当初の予定よりもやや余分に持って行っていたけれど,結局たらず,西友で自腹で購入(だって突然こういうところで買うというのは予算執行上無理なもんで).結構かかったよ.まぁ,西友には場所を提供してもらっているし,これくらいならまぁ安いものか(と自分を納得させる).これで,来店した人がこの展示をよく見てくれたらいいなと思います.あぁ,ちなみに,この展示は,琵琶湖博物館は共催で,長浜市が主催です.8月31日までやっているので,近くの方は是非.

●なんとなく思ったこと

 今日は衆議院議員選挙の公示日です(だったと思う).以前にも何度か書いていますが,私は公務員なので,政治活動は制限されます.ここで政治についてどうこう言うおうという気はありませんが,私に限らず,各政党や候補者の主張は,なかなか知らないのではないかと思います.政治は私たちの暮らしや人生をも左右するという部分があるはずなので,私は政治活動をしていないとしても,政治について学んだり知っていたりする必要があるのだろうと思います.
 なんでそんな事をこの場で言っているかというと,私は最近の教員研修(今日もみなくち子どもの森でやってきました)や博物館にくる団体への説明で,『地学は私たちの暮らしに密着している事や,自然災害と結びついているので,それを知っているべきだ』という事を言っているのですが,そういうのと似ているなという気がするからです.自分の立場で,自然災害を政治の事に置き換えると,『政治は,自分の暮らしに関わる事なのに何で知らないの?』と自分に問うてみる...
 確かに,政治に関わらず暮らしに関わる重要な事について,私はそれほど知らない.自然災害についても同じだと思う.自分からそれについて学ぶ,というのは,他にあまたあるいろんな事のうちから何を学ぶか?を考えたときに,他のものを優先しているという事があるのだろう.
 日本は自然災害が発生しやすい土地柄だと思いますが,それは本当にみんなに伝わっているのだろうか?たぶんそんな事はないだろう.自然災害について学んだりする機会もあまりないし.なので最近では,『命に関わることなのになんで知らないの?』と思うだけでは駄目だなと思って,なるべく自分の研究を絡めつつ,自然災害についての話もするようにしています.私は,少なくとも,自然災害についてみんなに伝える機会を持っているという立場にいるのだから,これを伝えるのは自分にとっての責務なのだろうと思う.ただ,私は災害対策の専門家ではないので,そういう事を伝えるのはできない.私が伝えようとするのは,考え方,興味を向けること.本当に私の話が効果あるのかどうかはわからない.けれど,続けることが大事なのだろうと思う.
 とはいうものの,今年は教員研修とか団体への説明が多いな,と思う....


・2009年7月22日(水)

●日食

 今日は日本で日食が見られるという日だそうです.私は,すっかり忘れていたのですが,11時くらいになって,“あぁ,そういえば”と思いだして外に出てみました(思い出したきっかけは,調べ物をするのにGoogleを開いた事).でも,博物館周辺は曇りがちで,観察は難しい.晴れ間がでるまで待っていられるほど時間は無かったので,数枚写真をとって終わり.それが右の写真.なんとなく欠けたように見えます.これは決して雲で欠けているように見えているという訳ではなく,日食のためです(たぶん).ちなみに,博物館の入り口付近にいた子ども達は,どうやら,日食をみるめがねを持っていたらしく,ほとんど上を見上げていました.
 私の知り合いの研究者から送ってもらった日食の写真は綺麗なものでした(at 新潟).きっと写真の取り方もあるのだろう.

●講演会の進行

 この前の日曜日は,博物館の特別講演会の日(講演者は上田正昭 氏)で,いつもは進行の役割を高橋さんがやっているのですが,担当している企画展示がオープンしたところなので,私が代わりに.最近の私はこういう司会とか進行にあまり緊張しない体質になってしまったのですが,今回はなぜか大変緊張しました.不思議.なんといっても,用意した原稿のほとんどを忘れてしまい(時節の挨拶とか),結局原稿を見るはめに.上田氏の名前や肩書きは忘れていませんでしたが,他の事は全部とんでしまった.もっとも,時節の挨拶とかつまらないものが無かった分だけ,参加者の方々にとっては結果的によかったのかもしれませんが.
 歴史の講演会に来る人というのは,もともと勉強していて,詳しいくて熱心だなぁ,と思いました(私は講演はわかりましたが,会場からの質問は高度でついて行けなかった).


・2009年7月18日(土)

●企画展示のオープニングなど

 本日は,企画展示の初日で,オープニングセレモニーとかありました.写真で見る琵琶湖博物館の行事を見てください.いつも企画展示の担当者は大変で,これだけのスペース(企画展示室って結構大きい)を展示物で埋めていく(という表現はちょっとネガティブですが)のはやってみるとなかなかに大変で,それを期限までに,美しく見せる,というのは本当に大変.今回からは特に諸般の事情でさらに大変になっていますし...まぁ,なんにしてもオープンできてよかったです.展示に関わった方々は本当にお疲れ様でした.といってもまだ展示が始まったところですから,これから11月までは気持ち的には大変な状態が続きます.と,これは内部のお話で,みなさん,是非見に来てください.水族企画展示もやっていますので,常設展示も併せてどうぞ.
 さて,こういった行事を紹介しているページは,これまでにも(なかなか更新が大変ですが)やってきました.でも,最近,あまりにも簡素じゃないか?と今更ながらおもい,ちょっと変えてやろう,と思ったのが運の尽き.もともと技術もセンスも無いところに,あーでもないこーでもない,とかやり始めたものだから,更新そっちのけで,やってました.その結果が,あれだものなぁ.自分はこういうのに向いてないな,と思いました.まぁ,デザインよくかっこよく見せるページとは思っていないので,内容で(文章もどうかと思うが)楽しんでもらえたら,と思っています.とはいえ,このページ自体がマニアックな所にあるので,まぁあまり気にしないでやっていきます.


・2009年7月15日(水)

●もうあきらめた

 一ヶ月もあけないで,とりあえず週刊誌くらいには,と思っていたけれど,やっぱり無理でした.本当言うと七夕くらいには,書こうと思っていたのに,結局かけずじまい.そんな事をしていると,琵琶湖博物館でいろんな行事があっても,写真だけ撮っていて,このページにアップできていない,というものが増えてきて,だんだん収拾がつかなくなってきた.とりあえず,5月〜今までの分をアップしました.左にあるリンクから入ってくださいな.
 忙しくてなにもできないというより,他の優先順位の高いものをやっていると,こちらまで考えが行かないというのが正直な所です.そのうち,いったい難のためにこのページをやっているんだっけ?とか疑問に.そんな状態なので,まとめてアップしているといっても,結構行事で抜け落ちているものもいっぱいあります.たとえば,7月には,ふれあい水槽のオープニングイベントがあったはずですが,私は不在(別の用事でいませんでした)だったので,アップできず.ちなみに,その画像は琵琶湖博物館の本家ページで見ることができます.
 今回アップしたものの中で,ちょっと異質なのが,臨時休館の事.話の顛末はページを見てもらえばわかるので,ここではくわしくは書きませんが,今までこういう形での臨時休館は無かったなぁ.結構不思議な体験だったので,少し細かく文章を書いたものだから,写真はちょっとで,ほとんど私のコメント,というこのページにあるまじき(画像とちょこっとの解説という気持ちでやっています)ものになりました.

●企画展示

 もうすぐ企画展示が始まります.今週の土曜日から.担当の人は,大変お疲れだなぁと思います.ちなみに担当の人は私の隣の席にいる高橋さんです.今年は,地学の当たり年で,この企画展示の前は私が担当するギャラリー展示をやってましたし,企画展示がオープンすると,8月には,地学研究室のみんながはいっている学会の大会があります(私がばたばたしているのはそのせいもあります).で,冬には私は入っていないけれど,地学の二人がはいっている学会の大会があって,その後には,湖国もぐらの会の方々とやるギャラリー展示が待っています(担当は私と山川さん).そういえば,そのギャラリー展示と企画展示の間にも,何かギャラリー展示があるような話があったような...
 話がそれましたね.今回の展示は,骨です.タイトルをみると,化石が展示されるのか?と思われる方がいるかもしれませんが,現世の生き物の骨格標本です.そういう生き物の骨格に残されている,私たち人とのつながり,という事を紹介する展示です.お疲れですよ.
 それと同時に開催されるのが,水族企画展示です.こちらは,企画展示より早く終わりますが,やはり骨にからんだ企画になります.じつはこちらの展示の内容は,私自身あまり把握していないので,オープンしてからしっかりと紹介.
 こういった展示企画に併せて,いつもいろんなイベントをやっているのがディスカバリールームです.今回もやってくれますよ.その準備でディスカバの人は大変そうでした.楽しんでやっている(ように見える)ようで,なんとかいけそうかな.それにしても,たいへんだ.みなさんお疲れ様です.


・2009年6月9日(火)

●またもや

 いつのまにやら,一ヶ月経ってしまいました.みなさんお元気でしょうか?
 ギャラリー展示が終了しました.ついこの間の日曜日です.夕方には館内の何人かの方に手伝ってもらって,ほとんど片づけが終わり,月曜日には震災グッズを展示してくれていた業者の方が撤収に来て頂きました.今日は,借用していたはぎ取り標本を返却に.明日で展示室の片づけは全部終わると思います.いくつか借用資料を返却して完全に終わるという感じです.長いようで短いようで,なんにせよもう終わってしまいました.が,いくつかのパネルは,県内の何カ所かを回っていきますから,今年はこれに関わりっぱなし,という状態になるでしょう.
 そんな状態ですから,他の仕事がやや停滞気味.しかし,今年は博物館でとある学会大会を開催せねばならず,シンポジウムの準備とかいろいろと忙しい.シンポジウムも世話人だけにしておけば良かったと,今頃後悔.発表があるので,講演要旨の締切が...もう一つの学会も毎年発表しているのですが,それも今月に締切がある...そんな状態ですが,研究はさっぱり進んでいないので,どうしたものか...
 私は自分の事を地質学の研究者だと思っていますが,琵琶湖博物館の学芸員という職業をやっていますので,当然ながら琵琶湖博物館の仕事が中心なはずです.学芸員の仕事は様々ですが,展示も大事な仕事の一つ.学芸員をやっている醍醐味ともいえるのだろう仕事です.けれど,展示をするって,展示企画,関係する人や団体に協力依頼,その連絡調整,展示の構成を考える,原稿作り,展示パネル原稿,パネル作り,展示作業,展示中の展示に関するいろんなこと,取材対応,イベント企画,イベント運営,終了に併せて撤去の段取り,撤去作業,借用資料の返却,などなど...そういう仕事が,通常の仕事にプラスされるので,他の仕事は必然的に一時中断.別にこれは愚痴をいっているのではなくて,こういう仕事をしていますよ,という紹介だと思ってもらえると幸いです.
 さて,そういう展示作業は,しんどいけれど,これはなかなかに楽しい作業でもあります.講義するのとは違って,形になっていくのと,いろんな人の協力をもらうことで自分の勉強にもなります.一番うれしいのは,展示を見た人が喜んでくれる事ですね.今回の展示はどうだったのやら...で,ちょっと裏側の情報.今回の展示のための予算は琵琶湖博物館ではありません.ですから,通常の業務的にはあり得ないことなのですが,予算0のまま展示計画が進んでいきました(というか進めました).さて,どうしたかというと,外部のいろんな団体に協力してもらって,そこから持ち出しをしてもらうと.で,琵琶湖博物館(というか私)は,展示の構想や調整,パネルの作成など,上記のような事をする訳です.というわけで,今回の展示は,予算的な部分に限って言えば,全くの外部の方の協力で成り立っているのです.いや,もちろん私の時間給は博物館から出してもらっている訳なのですが,展示に関してという意味で.なんにしても,琵琶湖博物館がいかに外部の人の協力で成り立っている博物館かという事がよくわかります.ともかく,いろんな形で,いろんな人やいろんな団体に協力いただいて,無事琵琶湖博物館での展示が開催期間をまっとうしました.どうも,本当にありがとうございました.どうかこれからも宜しくm(__)m


・2009年5月6日(水)

●だいぶん久しぶり

 いろんなものがストップしていました.それはまぁ大きくはギャラリー展示の準備のためですが,本当にここ数ヶ月は,展示づくり中心で生活(仕事をではなく)していました.もちろん,その間に他の仕事もあるのですが,だからといって開催日がのびるわけでもなく,それまでに仕上げなければならないと...で,なんとかオープンできたのですが,その後もいろいろとこまごまと展示の事は続き,ゴールデンウィーク中にはいろんなイベントがあるので,,結局ちょっと落ち着きはじめるのはゴールデンウィークがすぎないと...いつまでも若いつもりで仕事をしていると,もう若くないのだなと感じさせられました.もうこういう仕事の仕方はできなくなっていくのだろうな.
 一応,これまでこのページのストップしていましたので,これまでやっていた博物館の行事などもアップしました.アップしてページとしてみるとなんだか貧相なのですけど,画像チョイスと,画像調整とか,結構手間取る.本当にこんな事をやっていていいのだろうか?と悩む年頃です.
 さて,今年のゴールデンウィークは,世間的に不況という事もあって,本当の大型連休になる人も多いようなのですが,日程的には,はじめの休み(4/29)が中途半端な曜日にあるため,連休としては,5/2からという雰囲気.ETC搭載車は高速道路が割引になる事もあってか,高速道路は大変込んでいるらしい.昨日の夕方に代表へ電話のあった人は,博物館を目指してきたけれど高速が込んでいて今の時間になったけれど何時までやってる?という問い合わせ.もう閉館時間近かった.申し訳ないですが...といっても博物館の来館者数としては,いつもよりちょっと少なめという印象です.高速道路が割引で遠出をする人が増えたのか?インフルエンザの影響(日本ではやっている訳ではないけれど,あれほど毎日テレビなどで喧伝されると出びかえる人もいるでしょう)か,なにかわかりませんけれど.展示関連のイベントも,混雑する事を心配していましたが,心配ほどではなかった様子.そんなものかな?


・2009年2月18日(水)

●地球の修理

 2/12の日誌でも書いたように,水族展示室を出たところにある大きな地球は軸ごととれました.それで,人力では動かせないくらいに重たいものなので,次の休館日まではローピングで安全確保の状態でしたが,2/16の休館日に撤去して修理に行きました.問題は,地球だけではなくて,それを回している軸などにも問題があることで,こちらも修理が入っています.写真は,軸下部の歯車付近をとりだしたところ.こちらも地球とセットで修理.

●姉川地震写真の調査

 今年の4月から6月まで姉川地震100年目の展示をします.という話は,以前にも書きました.それで,当時の地震調査資料や,災害写真などの資料をまとめています.災害写真には,現在でも場所が特定できるようなお寺,神社,学校などがあるので,例によって,現在はどうなっているか?という調査も平行して行っています.行ってみるとだいたいの場所がわかるところと,よくわからないところがあり,現在の様子を展示する事もあって,場所がどこかを確かめる事も含めて,そこにおられる方に,尋ねるわけなのですが,みなさん親切です.大変助かります.ありがとうございます.こちらの資料が間違っている例もあったりと,なかなか一朝一夕にはいきませんが,いろんな人に助けられてなんとか少しずつですが,進んでいます.
 別に私が調査しだしたから土地がビックリしたわけではないと思いますが,今日の朝に,嶺南地域を震源とする地震がありました.滋賀県南部でも,揺れが結構伝わり,このまえ写真の調査をしたあたりだと震度3ありました.地震の規模を示すマグニチュードではM5クラス.結構大きい.岐阜の方で最大震度4ですから,わりあいに大きいです.それにしても,グーグルの検索ワードで急上昇に「地震」が入るのですから,災害時に関心が集まる(逆に言えば普段は関心が持たれない)のですねぇ.


・2009年2月12日(木)

●地球がとれた...

 えらいこっちゃ....
 琵琶湖博物館の展示を見たことがある人は,思い出してほしいのですけれど,水族展示(魚の水槽があるところ.水族館などと呼ばれている展示)を抜けた最後に,壁側には世界の湖の展示があり,真ん中には,大きな地球が回っている,という展示物があります.この地球がとれた...ぼろっと...ぼろ,というのはちょっと言い過ぎかもしれないですが,実際,どうなったのかよくわからないのです.軸が折れてしまったのか,差し込みがはずれたのか?今,その調査と,補修をしている所です.
 写真は,とれた状態ですが,この地球は重たすぎて,人の力ではなかなか動かないため,立ち入り禁止の状態でこのままです.実際の展示されていた状態は,公転面を水平面とした状態で回っていましたから,この写真のような感じの南極はあまり見えていなかったはずなのです.地球がとれたのは,10日の開館前で,まだ誰も人がいない時だったので,本当によかった.これが開館中に起こっていたらと思うとぞっとします.琵琶湖博物館も開館してから10年以上経つので,いろんなところが老朽化してきています.早急に対応と対策をしないと...う〜〜〜〜ん....

●浅間山のつづき

 まだ,浅間山は断続的な小規模噴火をしているようです.周辺地域には火山灰も降っているとか.このまま活動がおさまるのか活発化するのかは(私には)わかりませんが,注意が必要なようです.2/5の記述で,関東にいる知り合いはよくわからなかったと言っていたというような事を書きましたが,その後,ベランダに火山灰と思われるものがあった,との連絡があり,やっぱり降っていたのかぁ,とちょっと感動.


・2009年2月5日(木)

●浅間山

 浅間山が噴火した.たしか1日の深夜か2日だったと思う.今回は,噴火の規模から言うと小噴火という感じか.事前に噴火を予測できた事がニュースになったりしていた.浅間山は,今も活動が活発な火山なので,監視網があるし,研究も進められている.けれど,そういう火山は(たぶん,だけど)それほどの巨大噴火はないと思う.とはいえ,中噴火くらいでも,首都圏に近いし,なにより,近隣に人が住んでいるので,大変な災害になるには違いないのだけれど.そんな感じなら,監視網がない火山が活動が活発化したらどうなるのだろう?と別のところで不安になった.
 さて,今回の噴火で,火山灰は,ある帯状に方向性をもって広がった.火山灰が降った範囲に知り合いがいるので,どんな感じか聞いてみたけれど,そのあたりにはあまり気づかない程度だったらしい.たしかに,東京や千葉あたりだと,火山灰の分布範囲に入っているといっても粒径は細かいだろうし,量もそれほどじゃないから,あまり気にならない感じなのかもしれない.どちらかといえば,「なんか今日はほこりっぽいなぁ〜」といった感じなのかもしれない.
 火山灰が降ってくるというのは,火山の近くに住んでいる人でもなければ,なかなか経験することは少ないと思う.私は,火山灰を対象にした研究をしているけれども,今の火山の活動を研究している訳ではないので,そういう場面にはなかなか遭遇しない.昔,鹿児島へ行ったときにたまたま桜島が小噴火をして,火山灰を降らした.その時には鹿児島市内にいて,火山灰が降ってくるという様子をこの目で見た.そのときには,ある意味感動したけれど,降った量は,1mmの厚さがあるかないかという程度だったにも関わらず,火山灰が降った後の道路は,車が通るたびに火山灰が舞い上がり,ほこりのような火山灰で向こう側がかすんで見えるような感じになっていた.コンタクトの人は大変だろうな,とも思った.鹿児島は,そういう事がよくあるためか,火山灰をためておく場所もゴミ置き場の近くに用意されている.この地域の人たちは火山とつきあってきたという歴史があるのだなぁとその時にはのんきにも思っていたのだけれど.そんな小規模な噴火でも,そんな感じなので,これが規模の大きな噴火や,降灰がずっと続くような活発な噴火が起きたら,どうなるのだろう,と思った.
 火山灰は,雪のように溶けてはくれないので,いつまでも砂埃のようにそこに有り続ける.で,火山灰の正体というのは,一般の人にはなかなか知られていないのだけれど,ほとんどは火山ガラスとよばれる,小さなガラス片でできている.あとは,小さな岩のかけらや,鉱物.なので,おおざっぱに言えばガラスの粉が降ってきたと考えると割と近いと思う.だから,火山灰が降ってきたらとりあえず放っておけばいい,というのではなく,鹿児島でやっているように掃除して片づけるという事が必要になる.掃除するときにはもちろんマスクをした方がいい.花粉症などアレルギーを持っている人が火山灰にも反応を示すのかどうかはわからないが,ほこりっぽいのが駄目な人は,相当気をつけた方がいい.防塵めがねやマスクは欠かせないだろう.それと,どれくらいの量が降るかにもよるのでしょうが,車はアスファルトにまかれた細かい砂の上を走るような感じなので,スリップしやすくなる.事故に気をつけないといけない.
 関西は大丈夫...と断言はできませんが,小噴火の影響をうける,というのはあまりなさそうな感じはします.けれど,本当に大丈夫なのかどうかは...う〜ん...


・2009年2月1日(日)

●淀川水系調査の報告会

 大阪市立自然史博物館では,地域の人(友の会の人?)参加で,現在淀川水系の調査をしています.調査は,水質や生き物など多岐にわたるものなので,いくつかの班に分かれて調査を進めています.大阪でやっている調査は,基本的には淀川調査なので,三川合流の地点まで,と考えているようなのですけど,さて,淀川を上流にさかのぼっていくと何処に行き着くでしょう?言わずもがな琵琶湖に到達します.大阪には知り合いが何人かいまして,その水質班をまとめている方とそういう調査をするという話を聞いたときに,琵琶湖はやらんの?といったのが運のつきで,じゃぁそっちは琵琶湖で,という事になりました.それで,今は,私がはしかけ制度の中で連絡係をやっています.ということで,淀川水系の水質班は,琵琶湖と大阪が一緒にやっているという訳なのです.その報告会を今日やりました.
 こちらから大阪へ行くのは(そんなに遠いという印象はないですが)それなりに遠く,それは向こうから来る方にも同様の印象があるのだろうと思います.それにしては,まぁまぁ集まった方だなぁというのが私の印象.報告会では,調査地点の話はもちろんですが,分析をまとめている近畿大学の先生から報告があったのをみんなで聞くというスタイルでした.


・2009年1月25日(日)

●湖北は雪

 24日は休みでしたが,学会の用事で東京に行ってました.東京へ行く途中の町並みを見ていると,米原辺りから関ヶ原あたりは大変な雪で,さすがにこのあたりは雪景色なんだなぁ,と思っていました.で,私の感覚からいくと,もう少し先の大垣やひょっとしたら岐阜あたりまで雪か?と思っていたのですが,関ヶ原を過ぎて大垣に入る頃には,すっかり雪がなくて,晴天.なんだか妙な感じです.どうもあのあたりだけ雪が集中しているようです.まぁもっとも,湖北地域は雪なのでしょうけれど.というわけで,もう1月も終わりですが,そんなに雪を見かけません.
 帰りすがら,パソコンを持ち込んで仕事をしつつ,外の景色を見ていました(真っ暗なので人が多い所しかよくわかりませんが).東海道新幹線がとおるあたりは,琵琶湖博物館にくる以前も含めると,結構,車で調査などに行ったところがぼつぼつと有ります.当時の事を思い出したりと,何となく感傷的な気分.当時の調査ってそんなにつらかったかなぁ?などと思いつつ,昔の記憶がなんとなくよみがえります.そういうものは大抵,正確な記憶ではなくて,なんか部分的にであったり,脳内編集がされていたりするので,感傷的になるのもおかしな感じですが,研究者といえど,いつでも論理的にいれる訳ではないのです.でもまぁたぶん,感傷的になるのは,自分が年を取った証拠でもあるのかなとも思います.


・2009年1月18日(日)

●あれからずいぶん経ちました

 今日は質問コーナーにいました.毎月第三日曜日は,県内の方はとあるものを持ってくると無料になる日(ちょっと記述の仕方が違うかもしれないので,きちんと確かめてください)のせいか,いつもよりやっぱり混雑している感じがしました.質問コーナーの担当の人は,お昼はディスカバリールームに入るのですが,特にディスカバリールームが混み合っていたように思います.あぁ,忙しい.
 昨日は特にコメントしませんでしたが,兵庫県南部地震がおこった日です.もうあれからずいぶん経ちます.あのころ,私はまだ大学院生で,大阪にいました.早朝でしたから,地震で目を覚まし,状況がわからないまま,テレビをつけても,震源近くの状況など全くわからないまま,家で倒れたものや壊れたものなどをかたづけつつ災難だったなぁ,と感じていましたが,そのうち,それがとんでもない災害であるという事がわかってきました.そんなことを毎年のように思い出します.若い子ども達は,あの当時の事を知らないですし,知らない子ども達が大分大きくなってきました.
 今年は,姉川地震に関連づけて,いろんな機関の方々の協力で地震の展示をしますが,兵庫の事を今回はあまり扱わないつもりです.私にとってはあまりにも強烈すぎるという事も有るのですが,恐怖心だけを思い起こさせるだけのような感じがします.
 題材が100年前におこった姉川地震なので,当時の記録や,学者の見解なども調べて,というか勉強しています.当時の文章ですから大変読みにくいのですが...そこには次のような事が書いてありました.“地震は自然現象だが,災害は人がおこすものだ”と.この言葉はうまく書かないと誤解されるような気がしますが,人が誰もいないところで大規模な地震が起きたとしても,それは災害を起こさないたんなる自然現象となります.人がたくさん住んでいる所で大規模な地震が起きると,大きな災害をもたらします.それは,地震に限らず,火山噴火なども同様ですが,地震の場合,地震で揺れが起きることそのものよりも,それによって建物が倒壊したり,崖崩れで埋められるなど地震に伴う別の現象で(特に人が関係しているようなもののために)大きな被害になる事の方が大きいと思います.そういう事から,当時の研究者はそんな事を書いたのだろうと思います.また,その研究者はこんなことも書いています.“従って,地震をなくすことはできないが,災害を軽減することはできる.そのために,地震の事をよく知るべきだ”と(里口がだいぶん意訳しています).今回の展示は,純粋な自然科学の展示だけではなくて,防災への取り組みなどについての紹介する予定です.是非,展示にはいらしてください.


・2009年1月16日(金)

●地震の展示

 ちょっと前に,風邪(か?)で倒れていました.みなさんお気を付けください.ちなみに,インフルエンザではありません.
 今年の4月から,企画展示室での展示をやります.今年は,滋賀県北部を中心に起こった大規模な地震である姉川地震から100年という事で,その展示を行う計画が以前からありました(私や関係者の間で).先日,その会議があったのですが,だんだん展示が見えてきました.ってあと3ヶ月しかないやん.まぁ,,,なんとか,,,なるでしょう.さて,今回の展示は,私が担当する多くの展示企画と同様に,外部協力者や関係団体が多いです.今回は,県庁のとある部署,産総研のとある研究者,彦根地方気象台の方々,などなど,いろんな人が展示してくれます.で,全体のまとめとか展示の方針とかは私,という感じのもの.とはいえ,ギャラリー展示というカテゴリーなので,パネル作りとかは,時間を見つけてはせっせと今から準備.協力してくれる人や団体の方々が来館したり私が出向いて会議や打ち合わせ,メールでのやりとり.展示を作るのは,まぁ学芸員に取っては醍醐味なのでしょうけれど,その分やっぱり大変だなと改めて思います.なんとか間に合うように,と,興味を持ってもらえるようにがんばりますよ...


・2009年1月3日(土)

●あけましておめでとうございます

 どうか本年も宜しく.
 博物館は今日から開いています.最近は休まない社会で,お正月といえでも,やすんでばかりはいられないという風潮.水族館とかは2日からやっている所もある.博物館全体としては,そうでもないと思うのだけれど.今日の来館者は,時間集中というか,多いときには人がわーときていて,来ないときはがらーんという感じがしていました.示し合わせている訳ではなさそうなのだけれど.正月の3日から開館するのも数年たちましたが,これで来館者が少ないのだったら,また元に戻るのだろうか???湖南地域にいくつかできた大型ショッピングモールの影響もあるのかもしれません.
 何にしても,まだこのページも続けるつもりですので,今年もご愛好のほどを...



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