2005年3月21日(晴れ)
 天気が悪かったのはちょっとだけで,連休はわりと天気が続いています.連休のせいか,春休み(?)のせいか来館者が増えています.来館者といえば,18日に琵琶湖博物館の来館者数が500万人を越えました.ありがたいことです.開館8年半で500万人ってどうよ?そりゃぁ,某鼠の国とか,某映画関連宇宙的撮影室とかにくらべるのは間違っているので比べませんが,なかなかだと思います.って内部評価はダメか.
 最近の私事といえば,ちょっと体調が良くないです.ちょっと前にも書きましたが,花粉症だか風邪なんだかわからない感じで,ちょっとくらくらする感じもあって...3月はいつもこんな感じ.鼻炎の薬をのんだりする事もありますが,鼻炎の薬は私にはきつすぎて,眠くて大変です.ちょっと前の野外討論の時も,鼻ずるずるをとるか,眠いのを我慢するかどちらをとるか?という感じでした.
 昨日,北九州で大きめの地震がありました.お昼にテレビをみていて(お休みでした)地震情報.最近は小さめの地震でも地震情報をしているので,いつもの如くと思っていたら,結構大きな地震で(震度6弱のところがあった)びっくりしました.北九州とはちょっと予想外というか.こういう地震などが起こるたびに思うのですが,こんなに地震や台風など被害が多い日本なのに,災害に対する教育ってほとんどされていない日本という国は,大丈夫か?と他人事のように言ってしまってはダメですな.研究者として,博物館学芸員として,なんとかがんばらないと,と改めて思います.

2005年3月17日(雨)
 雨が降っています.昨日までは割合に天気が良かったのですが,花粉症の人にとっては恵みの雨なのか?
 ちょっとの間,学会のシンポジウムと野外巡検で出張に行っていました.シンポジウムは朝からなので,朝一番ののぞみで行きました.私は自分の分野での発表だったのですが(もちろんそうだ),他にも同じ火山灰の研究者の発表もありました.でも,そういう発表よりも違う分野(といっても地質学の中ですが)の人の発表の方が刺激を受けます.私の研究はローカルな(といっても日本全体に近いですが)話題ですが,そういうローカルな話題から,半世界的というか世界の研究者も注目するような内容になる研究についてはすごく刺激を受けます.琵琶湖博物館はオリジナルな研究をもとに博物館活動をしていますが,単にローカルな話題を集めるだけではなく,ローカルな話題から世界に発信して注目されるような研究であることも重要だと思います.でも,それが難しいのですよ.なんにしてもアクティブに研究して発信している人にはいろんな意味で刺激を受けるなぁと.
 今日はNHKの人が番組で取り上げる特集(って琵琶湖の話ですが)に関して話を聞きに来ました.なので,正式には取材とは言わないかな.私に話を聞きにくるのはとっても珍しいのですが,火山灰の話ではなくて,琵琶湖の移動の話.ひょっとすると私が番組で解説する事があるかも(滋賀ローカルだと思いますが).
 つけたし:花粉症か風邪かわかりませんが,野外巡検は杉林を通っていったせいかなんだかなぁ,という感じになっています.そういや,その巡検に参加していた人たちから,ずるずるずるずるという音がいつになく聞こえると思ったのは気のせいだけではあるまい.

2005年3月9日(晴れ)
 今日は甲賀市甲南町で火山灰調査でした.このあたりを昔から調査をされていた方に案内をしていただきました.それにしても,天気がよいのに薄曇りというか,空がちょっと黄色っぽい様な気がするのは,気のせいでしょうか?黄砂には少し早いように思いますし,黄色くなるほども花粉が飛んでいるとは思えませんし.
調査の方は案内をしていただくので,順調なのですが,目的地に行く途中などでも“ここには〜があった”とか“このあたりには露頭がいっぱいあったのに”とか言う話がよくありました.甲南町あたりは開発が進んでいるわけではなく,田園風景なのだからそんなにかわったのかなぁ?と私などは思うのですが,どうも圃場整備前と後では露頭状況が結構違うとか.圃場整備後の風景しか知らず,開発というと家や工場が建つものというイメージがある私としてはちょっと意外な感じがしました.たしかに,滋賀や三重の古琵琶湖層群の調査を始めてから,田園風景の所でも露頭がほとんどないなぁ,と思っていたのですが,そういう理由だったのだな.

2005年3月8日(晴れ)
 ちょっと油断しているとすぐに日が経ってしまいます.最近ちょっと体の調子が良くないです.風邪かなぁと思っていたら,どうも花粉症のような気がします.この時期は花粉症と風邪を見分けるのが難しい.私は大学院生時代から花粉症気味なのですが,先日大阪にいったのが良くなかったのかなぁ.大阪にいる頃は今より花粉症がひどかったのですが,滋賀県にきてから少しましになりました.私が花粉症になった時期と火山灰の研究を始めた時期が一致しているので,火山灰症か?などと思っていたのですが...このあたりでは日曜あたりから花粉の飛散がひどくなってきているようです.
 私は体調が悪くなるとおなかがすくという性質があるらしく,疲れてくるとどうもおなかがすいてしまい,このままだとどんどん太ってしまう...気を付けよう..

2005年2月28日(晴れ時々曇り)
 あぁ〜もう2月も終わりだ,です.年度末は特に早く感じる.そういえばこの日誌ページも以前書いたのは2月の初めだったのですね.いやっ別にその間書くことがなかった訳ではないのです.初め頃には地学研究発表会もありましたし,その他いろいろ.でもねぇ,なんだか書くのをちょっと忘れてしまうとそれから思い出して書くということが難しくなってくるのですよねぇ.その時は書く内容が頭に浮かんでいても忘れてしまうんですよ,要するに...要するにというと,私が大学院にいる頃に,“要するに”と言ってから全く要していない話になる人がいたなぁ...まぁそういうのはいいとして,このページを楽しみにしている人というのもそんなにいないでしょうけどあまり期待しないでまってて下さいな.
 昨日は,安曇川の地層を見に行きました.ここのところ結構寒さが戻ってきたような感じで,雪が降っていましたし,やらないだろう(人に案内してもらうので)と思っていたのですが...えーと場所は安曇川流域の旧朽木村にはいるあたりなんですが,あんなに雪深いとは...50cmくらいでしたか.で,その雪が積もっている中をザックザックと行きました.そんなんで地層がみえるの?と思われるでしょうが,河床とかそのあたりでは見えるくらい(うぉぉ〜冷たい).なんでそんな状態でやったかというと,まぁいろいろと...

2005年2月1日(晴れ時々曇り)
 寒いですねぇ〜.滋賀県でも北の方は雪です.もっと北の方に住んでいる人からすると,笑われそうな気温ですが,それでも寒いものは寒い.今日は野洲川とか愛知川(琵琶湖の東側にあって琵琶湖に流れ込んでいる割と大きな川)とか河原にいってたんですよ.最近ディスカバリールームにあるボックスの企画で石の事をいろいろとディスカバ担当者と考えているのですが,それの一つで,資料(つまり石です)をとりにいったのですが,あ〜〜〜寒いったらありゃしない.河原はやっぱり寒いです.戻ってきてもちょっとぼーとした感じになります.でも戻ってきたらNHKの取材対応(といっても来られていたのはお一人だけですが)で,古琵琶湖(昔の琵琶湖)の話とかを展示室でしたりとあまりぼーともしてられない(いや,いつもはぼーとしてるという意味じゃないですよ.仕事中だから当然なのですが).皆さんは寒いところに長くいると,後で暖かいところに行くと眠くなるってないですかねぇ?
 このページというか私が作成・管理しているページ(lbm.go.jp/satoguti/以下のページ)の2004年アクセスの状況を博物館管理者からいただきました.初めてみましたが,多いのはダントツで,地学講座の火山>プレートテクトニクス>岩石あたりでした.それに続くのも講座の冊子などの地学を解説するページ.ちょっと驚きでしたが,地学の事で少しでも参考いただいていることがわかって良かったです.以外にも琵琶湖博物館の活動写真ページはそれほどでもなかったです.やっぱり私が作るべきは,地学の紹介なんでしょうねぇ,ってわかってたことですが.更新が多い不定期日誌(このページ)は,まぁ固定客というかいつも見ている人っぽいですね.

2005年1月29日(晴れ)
 もう2年も前になりますが,内部向け講座を行った時の解説の残り4つをようやくアップしました.えらく長くかかった.と別に今までずっとそれをやっていた訳ではなく,いつかやらないとなぁと思いつつそのままになっていたもの.苦労してアップしている割には,これが役に立っているのかなぁ?と疑問ですが,まぁ...ついでにこれのトップページには,あまり内容がかぶらないかと思われるもの(といっても火山や火山灰は結構かぶっていますが)については,過去の講座ページにもリンクを張りました.
 今日は琵琶湖博物館でやっている総合研究の一つの研究打ち合わせ(というかまとめ会議といった方がよいかも)がありました.私も関わっているので出るべきだったのですが,火山灰の屈折率をはかりにきている人がいましたので,会議はパス.まずまずな議論だったらしい.琵琶湖博物館の総合研究はいろんな分野の横断的な研究をすることになっているので,なかなか議論が難しいのです.こういう分野横断型の研究はここ何年かのはやりのようにも思いますが,実際になにか新しい見方や考えを出していくのは至難の業.
 水族トピック展示「中国のタナゴ類」もアップしました.水族トピック展示は結構展示替えをよくするので,気がついていたら終わっていた,とかあり,なかなか注意が必要.それにしても,ディスカバとか水族トピックは,琵琶湖博物館の親ページでもやり始めているので,私がやる必要もないか,という気もするのですが,今のところはやり続けるつもりでいます.
 2月にある地学研究発表会のプログラムができました.これまで参加されていない方でも地学に興味ある方は参加歓迎です.申し込みは必要ありません.直接きてください.

2005年1月14日(曇り)
 最近本の原稿を書いています.といってもエッセイとかではもちろんなく,専門的な内容の一般普及書のある部分を担当しているというもの.私の担当は火山灰層のことなのですが,こういう本って書き方が難しいです.でも,この原稿は去年の初め頃から言われていて,もう締切も若干過ぎてしまっていて,それでもなお,内容が難しいなぞほざいている私はちょっといけないなぁ〜と思っています.この後には,締切があるわけではないけれど,論文を完成させないといけないのがいくつかと,博物館の原稿とか.文章を書くのは嫌いではありませんが,自分の文章力のなさがどんどん露呈してくるので,やや凹み気味になってしまいます.
 写真で見る琵琶湖博物館にアップしたビワマスの稚魚は,期間限定展示ですが,今年に入ってすぐに展示されているのをまたもや忘れていたモノです.稚魚は群になっているので,どれが稚魚がわかりますかねぇ?
 ひそかにfaviconを使ってみました.前からこの技ってどうするのだろう?と気になっていたのですが,あるところでやり方を知ったので試してみました.私はマックを使用しているので,お気に入りではみれないのですが,ネットスケープで開くとアドレス横で見ることが出来ます.どこにあるかわかりますか?

2005年1月13日(晴れ時々曇り)
 最近,地震関連の特集が結構多く,特に都市部で大きな地震がくれば?というようなことがテレビや新聞で取りざたされる.この前のテレビでは東海地震がきたときに浜岡原発は大丈夫か?というような内容とかもあって,中越地震とかスマトラ沖地震とかそういう災害が引き金になっているのかもしれません.関東で地震が起きたことを想定したドラマなんかもあって,こういうので地震や災害に対する社会的な意識というか興味が高まればよいかとも思います.日本で地震や火山,洪水などの災害について学校等でほとんど教えられないという現実がある以上,博物館とか,ジャーナリズムとかエンターテイメントとかの部分で呼びかけないとしょうがないなぁと感じるこのごろです.それにしても,文部科学省はこれについてどう考えているのかなぁ?と疑問.

2005年1月12日(くもり時々雪)
 なんか寒いなと思っていたら,今日は滋賀県で積雪注意報だとか.朝は別に雪も降っていなかったので,?と思っていたんですけれど,今日は湖西のほうへ調査にいく用事があって,車で行ったのです.まさかあんなにすごいなんて.やっぱり滋賀県でも北半分は北陸の気候だなぁと思いました.雪もすごいけれど,雪が積もっていてそれが残っているというのも.結局北の方への調査地へは途中で断念し(公用車は冬用タイヤではないのと,露頭が雪でみれないだろうという判断),別のもう少し南の方の調査地へ行くことに.でも,結局そこも雪が降っていたのですが,積もっているという訳でもなく,調査も出来そうだったので行くことに.一応私としては火山灰層の記載をするなど成果はあったのですが,やっぱりこの時期の調査は辛いというか(手が霜焼けになりそうだった),無理な所もあるなぁと改めて思いました.そんなことを思いつつ烏丸半島(博物館のあるところ)へ戻ってきたらこっちも雪がちらほら.朝のラジオで言っていたことは本当だったのだなぁと.今書いている時も外は雪.積もるのかなぁ?

2005年1月4日(やや雨のち晴れ)
 あけましておめでとうございます.と,何がめでたいのかわかりませんが,季節の言葉として.
 博物館は今日からあいています.今年初めての開館日というわけです.学校はまだ冬休みのせいか,割合に来館者もきていたように思います.といってもディスカバしか行っていませんが.12月にディスカバリールームの世界の子どもたちというコーナーが展示替えをしていたのですが,それを“写真で見る〜”にアップするのを忘れていたので,その写真をとりに行ったのです.アップするのを忘れていたのを気づいたのはもう去年の暮れだったので,今年になってから撮ろうと(ってまだアップ出来ていませんが).いろんな事がなかなか出来ないと言うか仕事が遅い私ですが,このページもぼちぼちやっていきますので,今年もよろしく.
 去年の暮れとか,今年に入っての郵便物は,学会費の請求書がちらほら..いくつかの学会は払い込みする時期が重なっていてなかなかトホホな感じです.知り合いが昔つぶやいた“学会はいくつかに絞らざるおえんなぁ”という言葉が今になって身にしみる...

2004年12月28日(晴れ)
 今日で私は一応仕事納めということなんですが,実際には原稿の締切やら何やらかんやらとやらないといけないことも多くて,それは冬休みの宿題.博物館は既に休館にはいっていますが,博物館の運営自体がお休みに入っているという訳でもなく,特に水族部門があるので,飼育の人とかは正月も関係なく出勤.毎年大変だなぁと思う.他にも守衛さんや管理センターの人とか,他にも一部出勤予定の人がいたりと,世間が休みでも働いている人は大勢いるのだなぁと思います.そういえば,私が大学院生の頃でも正月に大学へ行ったりしていた(それは締切に間に合わないからという自分の能力のなさのせいなんだけれど)時に,世間では働いている人が多いなぁと思った記憶があります.最近はスーパーでも正月にあいているところが多くなってきたし,なんだか休まない社会になってきたなぁ.
 今年もいろいろあった年だなぁと振り返ってみたりしますが,毎年毎年ばたばたしているような気がします.“秋になったらもう少し時間ができるから〜をしよう”なんてことをよく思いますが,毎年それどころじゃない状態になっている様な...来年こそはもう少し落ち着いて仕事をしようかと思ったりしています.

2004年12月27日(晴れ時々曇り)
 昨日は今年の琵琶湖博物館最後の開館日でした.その日に,インドネシアのスマトラ島西沖合で地震.マグニチュード8.9とか9.0とか.地震そのものの被害よりも津波による被害が大きかったようです.地震の大きさは観測史上最大級で,確かにこんな数字はほとんど見たことがないです.余震をふくめて震源をみてみると,プレート境界付近に集中しているようで,プレート性の地震だというのがよくわかります.今年は日本も多くの災害があり,世界でもこんな大変な災害.自然は恐ろしい.震源から離れたあたりでは,地震の揺れを感じないで,いきなり津波がきたようですから,そりゃ恐ろしいです.
 今日はA展示室の大掃除をしました.その様子は写真で見る琵琶湖博物館に載せています.年末はどこでも掃除.自分の家も掃除しなきゃなぁ.展示室の大掃除というとたいそうな感じがしますが,別にいろんな展示をはずして隅々までするという訳ではありません.もっとも,ケースの中を掃除したり,取り外しできる標本は移動させて掃除したり,上の方にたまっている埃を落とすとかそういうことはしているのですが.それでもやっぱり半日いっぱいかかってしまいます.結構疲れますね.展示ケースも普段締め切っている割にはいがいに埃があったり,ケース内側のガラスが汚れていたり,なかなか侮れません.

2004年12月24日(曇りときどき晴れ)
 ギャラリー展示が始まりました.プランクトンが題材になっています.紹介ページには書きませんでしたが,日本のお化けとのコラボレーション(?)なんかもあってなかなか楽しげです.是非一度ご覧下さい.
 今晩はキリスト教で言うところのクリスマスイブです.クリスマスイブというと,山下達郎を思い出しますが,クリスマスで思い浮かべるのは,1984年のバンドエイドのDo they know it's Christmas?や,ジョンレノンのHappy Xmas(war is over)です(どっちも歌).前者はアフリカの飢餓に苦しむ人々への援助金のためにイギリスのミュージシャンが集まって作ったもので,後者は平和への願いを込めて歌われたものです.クリスマスが,キリスト教におけるキリストの誕生を祝うものであるならば,世界の平和などの事を思うという日であってもよいだろう,とそのように私は解釈するのです.まぁ,博物館にも地学にも関係のない話で,何故だろう?と思う人がいるかもしれませんが,もう少しおつきあいを.で,博物館の事なのですが,琵琶湖博物館は滋賀県立琵琶湖博物館ですから,滋賀県運営です.それで,公務員というのは特定の宗教や政治活動の応援をしたりはできません.というわけで,日本でクリスマスが何かのイベントのように扱われているとしても,琵琶湖博物館で“クリスマス企画”なんてことは難しい訳です(する必要もないですが).で,先に出てきた歌とつながるわけですが,先の2つの歌はどちらも,微妙に政治的なものですし(批判ではないです念のため),もろにクリスマスの歌なので,こういうのを取り上げている私は罰せられるか,このページは削除,ということになるかもしれません.これらの歌を思いだし,不均衡で悲しみに満ちた世界だなぁ,とそんなことを考える今日でした.それでも私は博物館活動をして,地質の研究を続けます.

2004年12月21日(曇りときどき晴れ)
 この前の土曜日には琵琶湖博物館研究発表会がありました.今年は博物館学の研究で,博物館は学びの場となりうるか,というテーマでした.事例紹介的な部分もありましたが,博物館職員としては勉強になったかな?という感じ.というか私は博物館で働いていながら未だに博物館学というのがどういうものなのかよくわかっていません.ともかくも,来ている人はやっぱり博物館関係者が多かったように思います.
 調査から帰ってきてからなんだかあまり調子が良くありません.別に悪い病気をもらってきたとかではなくて,単に疲れが出ているのだろうと思いますが,世間にはすばらしくモーレツ(古い)な人がいるので,そういう人と比べると,私なんかまだまだ.そういう人と比べるのは間違っていると思いますが.
 調査から帰ってきてから,琵琶湖の周りの調査へ行きました.佐土原町の調査へ行く前に,工事現場に崖がある,という情報をもらっていたのです.それでこっちへ戻ってきて早速,その現場の関係の方とコンタクトをとり,現場を見せてもらいました.そこでは,あまり見られないけれどなかなか重要な火山灰層があったのです.その火山灰層を挟む地層自体もなかなか良くて,工事でなくなってしまうのは残念っ!ですが,もともとその工事がなかったら見られなかったわけで,なんとも複雑な心境.とりあえず,火山灰は早く分析しないと.工事関係者の方々,ありがとうございました.

2004年12月13日(晴れときどき曇り)
 調査から帰ってきました.12/1の日誌に書いていた佐土原町です.いや〜,あっちは本当に暖かかった.天気が良かったこともあるでしょうが,調査中はうわぎがいらないくらいでした.天気も良くて,調査には絶好の日和でしたね.調査結果はというと,まずまずですが,予想していたのとちょっと違う印象があって...ともかく,採取してきた火山灰の分析をしてみないことにはなんとも...
 調査とは関係ありませんが,調査中に困ったことがありました.宿泊なんですが,向こうの事情がわからないので,インターネットで宿泊できるところを調べ(最近は本当に便利だ),電話で予約を入れておいたわけです.しかし,行った日に調査を終えて予約を入れておいたところへ行くと“予約を聞いていない.今日はいっぱいです”と言われる.なんだ?私は夢でも見ていたのか?とか思いましたが,腹が立つと言うより悲しくなり,そこの人と言い合っても実際に泊まれないわけだし,無益なことはしないで引き下がる.というか,そこの人は別に感じの悪いとかではなく,むしろいい人そうな中年女性だったわけで,その人に怒ってもしょうがない(電話で応対していたのは中年男性と思われる)ので(いい人そうというのがフリで他の人を泊めたいといけない事情があっただけなのかもしれませんが).代わりに泊まれるところが周辺にないか聞いて,何件か当たってみた末に見つかった訳です.こんなこともあるのだなぁと,とりあえず泊まれて良かったなぁと思いますが,皆さん,宿泊予約にはお気をつけ下さい.

2004年12月5日(雨のち曇りときどき晴れ)
 季節はずれに台風がきていました.といっても,このあたりでは温帯低気圧になっていましたが.そのことは,今月の琵琶湖にも書きました.で,虹がみえていたものだから,今月の琵琶湖おまけページに写真を載せています.写真をクリックすると,そのページにいきます.
 虹というと“ビフロストの橋”という,神々の住む国へつながっているという北欧神話を思い出します.これは私が小学生くらいの時に見た漫画で知ったのですが,なかなか印象的.漫画で虹ネタというと,最近では異形のモノ(蟲と表現)がつくるというものもありましたが,神話などの世界では,虹はいろんな神話でなんらかの橋の役割を果たしていることが多いらしいです.それってユングの言うところの元型とか言うやつなんでしょうかね?まぁそれはともかく,虹にはなんだか神秘的で引きつけられます.虹の形というと半円形のイメージがあるのですが,実際に見るモノのほとんどは写真にあるように空に向かってとぎれているように思います.だからこそ,天や神の国とかそういう所につながっているような印象を受けるのかもしれません.
 神話や漫画の話はいいとして,虹の出来方というのは,簡単に言うと“太陽光の反射”.というのはわかるのですが,大気中にある水滴(水蒸気?)が何故光のスペクトルを作るのかよくわかりません.昔光の勉強をしたときに,そういう本を読みましたが,良く理解できませんでした.まぁ,よくわからないからこそ,神秘的で,良いのかもしれませんが.

2004年12月1日(晴れ)
 いや〜全くね,寒いよ!これからまだまだ寒くなるらしい.でも,今年は例年に比べると暖冬だそうで,確かにこの時期にしてはそれほどという感じもする.とはいえ,やっぱり寒いものは寒くて,あぁもう調査に行くのは辛い季節だなぁ.だけど,まだいくつか調査に行かないといけない所もあるので.というか,晩秋くらいに調査に行くのがいい場所とか(例えば藪の中とか)あるので,そういう所はしょうがないですね.
 これから調査に行く予定の場所に,滋賀県内やら三重県,愛知やらありますが,ちょっと遠い所で佐土原町もあります(何県かわかりますか).ちょっと前に安心院町へ行って来ましたが,その研究の関連です.佐土原町は別にこの時期に行かないといけないという訳ではなかったのですが,いろいろと予定を立てていくとこの時期になってしまいました.来週行くという予定なのですが,佐土原町はもうちょっと暖かいでしょうか.といっても,それほど暖かいわけもなく,雨が降らないことを祈るだけ...雨が降ったらどうするかって?もちろん調査しますよ.そんなに頻繁にいける場所でもありませんから.だから,雨が降らないで欲しいなぁ〜.雨降ると寒いだけじゃなくて,調査がしにくくなって,効率も下がります.
 今日,新しい学芸員が配属されました.去年度の終わりくらいに移動された方の後任です.国際湖沼学担当です.イギリス出身の方で私よりも若い方です.いずれ,博物館の公式ページの方にも紹介されることでしょう.

2004年11月27日(晴れ)
 風邪っぽいのもようやくましになってきました.最近,私の周りで体調を崩している人が多いような気がします.今頃季節の変わり目というのはちょっと遅い気もしますが,どうもそんな感じ.
 今日は琵琶湖博物館の研究発表を湖西地域でするという新しい試みが行われていました.というか,この企画はもともと外部から持ち込まれたものなのですが,琵琶湖博物館が検討している中長期計画の主旨にあっているので,うまく乗っかったという感じなのでしょうか?私は別の用事があったのでいってませんが,なかなか盛況だったようです.
 もうあと少しで今年も終わりです.年が変わったからってどうと言うことはありませんが,月日のたつのは早いものだとしみじみした気持ち...11月から12月くらいは琵琶湖博物館の展示室もずいぶん静かになってきます.学校団体や行楽の団体などが減るせいでしょうね.静かに展示を見学するにはよい季節なのかもしれません.だんだん寒くなってきて,展示室は人が少なくなって静かになってくる雰囲気と,周りの木々が赤くなったり,葉が散ってきたりしてなんともな雰囲気...でも,こういう季節や雰囲気は嫌いじゃありません.
 最近知り合いの研究者が亡くなりました.その方とは極親しいという関係ではありませんでしたが,研究者としても博物館関係者としてもいろんな意味で重要な方でした.だんだんこういう事が多くなってくる年齢になってきたのだなぁと妙な気持ちです.ご冥福をお祈りいたします.

2004年11月21日(わりと晴)
 調査から戻ってきました.新聞やテレビなどで報道されていましたが,大分県の安心院町でゾウ化石(ミエゾウ)の発掘を行っていました.もっとも,私の名前は何処にもなく,テレビにもたぶん出ていないので(私は報道を見ていないので)私が関わっていたかどうか,ということについては,わからないとは思うのですが.発表は,あちらの教育委員会と滋賀県のほうで同時に資料提供をしたのですが,あちらはもちろん現地説明会というものもあったわけです.私もその場にはいまして(というかその日も発掘をしていたので)地層の説明なんかを簡単にはしていたのですが,やはり記事にはならないですなぁ.まぁ,なんにしてもよい標本が見つかって良かったと思います.これはもちろん,現地でお世話をして下さっていた教育委員会の担当者をはじめとする教育委員会の方々や町長やそのほか安心院町の皆様,発掘現場であるため池の管理をされておられる方や,今回の発掘をするきっかけとなった歯化石を発見した方,発掘に加わっていただいた一般の方,発掘に加わっていただいた研究者の方,などなど皆さんの成果だと思います.何にしても見つかって良かったなとほっとしました.
 私はというと,現場で発掘にも加わっていましたが,発掘現場の地質調査と,前回発掘していた場所との地層の関係を調べたりと,結構周辺をうろうろとしていました.一度雨降りの時に調査をしていたので,ちょっと今は風邪っぴきぽいでございます.
 それにしても...帰ってきたら...もちろんですが...現実の世界ですな...

 もう一つ違う話.今日は関西文化の日(だったかな?)で,企画展示は無料.ついでに,第3日曜の家庭の日(かな?)で,あるものを持ってくると常設展示は無料.というわけで,いっぱい人がきているかな?と思っていましたが,それほどでもなかったように思います.紅葉シーズンだからか?それとも寒いからか?
 あ〜,寒いと言えば,今日も寒いですねぇ.研究室はこの時期底冷えするので,ちょっと辛い.事務室は結構暖かいのに.これは,ふきっさらし,太陽があまり当たらない,などいろんな理由があるせいだろうな.暖房なんてないし,毎日暑いなぁ〜と思っていた季節は去り,さっさぶっ,という季節に早変わりですわ.
 皆さんも風邪などひかぬよう,ご自愛のほどを...私はすでに風邪っぴき[*へ*]

2004年11月9日(晴)
 もうあと2ヶ月足らずで今年も終わりですな.しみじみ...
 新しい企画を立ち上げました.“A展示室でクイズ!”です.トップページに細々と付け足しました.何故,ほそぼそかというと,まだ試作品というか,あまり凝ったことは出来ていないのと,たった一つだけだからです.本当言うと,A展示室のいろんなコーナーを使って,クイズをしながら,ネットで展示を楽しむ,というようなことを考えていたのですが,何せ一つ一つ作るのに時間がかかるし,いろいろやろうとすると,いつになったらアップ出来るかもわからないだろう,ということで,とりあえず試作品ですが,アップしてみました.ご意見下さい.といっても,いただいた意見の全部を何とかできるという訳でもないと思いますが(たとえば,もっとたくさん作ってくださいとか),なるべく精進したいと思います.あっ,励ましのメールも歓迎ですよ.
 こういった企画を立ち上げると,それはまぁ自分で自分の首を絞めているのですが,個人管理ページということで,なかなか次の試作品が出ないなぁ,と思われても気長〜〜〜〜〜に,待っていてください.でも,これが,学校の方とかでワークシートに使えないか?とかなるとうれしいです.
 話は全く違いますが,今度は化石の発掘調査に同行します.ちょっと遠いところまで.これは,琵琶湖博物館でやっている共同研究なのですが,私は化石が専門じゃないのですけれど,化石は地層から出てきますから,私の担当は化石の入れ物の地層をなんとかして調べる,というものです.この研究の代表者は今日発掘へ出かけました.

2004年11月4日(晴)
 さっ,さぶっ.というほどではありませんが,朝夕は結構寒い.特に研究室は底冷えします.あぁ,これから冬になるんですねぇ.
 今日は琵琶湖博物館協議会があったようです.琵琶湖博物館のいろんな事を委員の方々にきていただいていろいろ意見を言ってもらったり議論をしてもらったりという会議です.議論の中心はやっぱり中長期計画なのかなぁと思います.中長期計画というのは,今後琵琶湖博物館が10年とかの単位でみてどういうものを目指すのか?というものです.内部でいろいろ議論されていますが,それを協議会にはかって,いろいろ意見をもらったり議論をしていただくわけです.私がここにきた頃に,そのワーキンググループというものがあってその一員になっていました.この手の議論を進めていくのはなかなか辛かったなぁという印象があります.さて,今日の話はどうだったのか.
 琵琶湖博物館周りの風景に,空き地のことをアップしました.去年,ここを整備するというので,臨時駐車場や職員駐車場ではなくなってしまったのですが,結局どうなったのか?という去年の続きのようなページです.まぁセイタカアワダチソウはなくなりましたけど...たぶんでこぼこしていた所とかも整地したのだと思いますが,目に見えてという部分はやっぱりセイタカアワダチソウがなくなった事かなぁ.まぁこの話題はあまり深くつっこまないでおきます.

2004年11月2日(晴)
 先週雨のために中止になった調査へ今日行って来ました.工事現場ですが,学校の生徒達が地層の観察をするということで,作業を一時ストップしてもらっていて,私はそれに便乗したという感じです.
 今日調査にいったのは,古琵琶湖層群の真ん中くらいより少し下の地層で,甲賀累層とか呼ばれている,割と大きくて深い湖だった時代の地層です.化石は少し出ていたようですが,私はそこに出ている火山灰の調査で行ったので,化石は見ていません(生徒達は地層のスケッチと化石採取をしていたようです).化石を見ていなくても,私はあぁいう地層を前にするとなかなか感動します.とくに大規模な崖で地層がでているのを前にするだけでも(おそらく普通の人の感覚とは離れているでしょう).
 今日見た崖の場合は,非常に均質で細かい泥の地層が数mの厚さを持っていて,そこに2m程度の砂層(といっても,砂の荒さや一つ一つの層の厚さが2mの中で変化していますし,泥を挟んだりします)を挟んでいます.この崖を見てもたいていの人は何のことかわからないので,“危ない崖だ”という認識になると思いますが,私の場合,この均質な泥が“湖の底でたまったのだなぁ,しかもこれだけ分厚く”という感動になります.砂層はこの湖の底へ,河口から成長してきたデルタ(三角州)だなぁ,というように思いますので,当時の環境がいろいろ想像されるわけです.この感動って,なかなか説明しづらいというか,説明してもわかってもらえないのが辛い...補足ですが,泥層は必ずしも湖の底にたまったものではなく,砂層も同様に必ずしもデルタにたまったものではないです.泥層にもいろいろですし,砂層にもいろいろで,その組み合わせもいろいろあるので,それらから見分けることが出来ます.
 話は全く違いますが,今朝出勤途中にラジオを聴いていると,明日が祝日だということが判明.判明というか私が忘れていただけなんですが.11月3日は“文化の日”ですよね.ラジオでは“今日がんばれば明日はお休みですよぉ〜”とかなんとか言っていました.曜日とか祝日とかの感覚がちょっとマヒ...この日は“自由と平和を愛し、文化をすすめる”という日だそうなので,明日の博物館活動は,自由と平和を愛しながら行うといいのかな?

2004年10月26日(雨)
 今日は本当は,工事現場の崖の調査に同行させてもらう予定だったのですが,雨なので中止(現場に入れない)ということだったので,室内仕事です.先週は台風の雨で中止だったし...来週はどうなるやら.
 雨といえば,心配していた次の台風は,もうすでに温帯低気圧になったようで,今はその影響の雨なのかもしれませんが,とりあえずはよかったかなと.それでも,地震があった付近は台風じゃないにしても,この雨はちょっと気を付ける必要がありますね.
 さて,時々このページを見てくれている方から,メールをもらったりするのですが,簡単でいいので自己紹介があればうれしいです.自己紹介と言っても,名前とか性別とか年齢とかそういうのは別にかまいませんが(あればうれしい),このページへたどり着いたきっかけ(地学に興味がある,調べもので検索したら,博物館に興味がある,たまたま,など)とか,住んでおられる地域(漠然とでいいです.県でも近畿とかの地域でも)とかもあればいいですね.特になにかに利用するなんて事は全くありません.どういう方が見てくれているのか?とか,今後のページ作りの参考に(できるかどうかわかりませんが)したいと思います.ファンレター(じゃないにしても)をいただいたらだいたいは返事をおかえししていますので.

2004年10月24日(晴れ)
 昨日,新潟で大きな地震があったようです.昨日の夕方以降のテレビはこの関連ニュースを報道していました.震度6強っていったらものすごい揺れですよ.ニュースは初めの頃ほとんど映像というか情報があまりないので,緊迫した雰囲気しかわかりませんでしたが,いろんな場所の映像が出てくるとそのすごさがわかります.たしか,この感覚は阪神大震災の時も同じような感じだったと記憶しています.台風の後ですし,この後も台風がくる様な感じですし,崖近くとか,起伏の激しそうな場所とか,ため池近くの人々は特に注意が必要です.
 前のこのページが結構な文字の量になってきましたので,ちょっと模様替えをしました.
 A展示室のコレクションボックス紹介のページを作りました.ちょっとトップページは仕掛けをしていますが,それほど凝ったものじゃないのに,結構な時間がかかりました.ウェブデザインをしている人というのはもっと効率よくやっているのでしょうか?コレクションボックスはA展示室奥のカウンターで見ることが出来ますので,是非.

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