ニュースレタータイトル

ニューズレターNo.32(2014年12月発行)


 寒さが厳しいこのごろみなさんお元気でしょうか?
 恒例となりました地学研究発表会の募集をいたします.1年間の調査や研究の成果,これまでのまとめなどお気軽に発表してください.

第30回 地学研究発表会のご案内

 冬の研究発表会は滋賀大学と共催で,例年どおり開催いたします.発表会の要領は以下のとおりです.多数のご参加とご発表をお待ちしております.

○日時:2015年2月8日(日) 午後1時30分〜5時30分(予定)
○場所:滋賀大学大津サテライトプラザ  JR大津駅前 日本生命大津ビル4階
○演題申し込み・講演要旨の締切:2015年1月29日(木)
    

今年度も,演題と講演要旨の申込みは同時に行います.


○手続き等:申し込み方法,発表要旨の形式等はこちらをご覧下さい
○その他:研究会当日に紹介したい本や,資料などがございましたら,ご持参ください.
最近の調査状況や今後の研究に向けて,
 以前調査した内容のその後など,
 未公表の調査結果を、ぜひ発表してください。

[懇親会]
 研究発表会終了後に恒例の懇親会を予定しております.こちらもご参加ください.
 発表会のプログラムや口演時間などの詳細は,臨時号ニュースでお知らせいたします.



お知らせ

●県の石
 10月にニュースレター第31号でお知らせしましたように、日本地質学会が各都道府県で「県の石」を決めて、一般の人にもっと地質のことを知ってもらおうという企画がありました。募集は化石・鉱物・岩石それぞれについて行われて10月に締め切られました。みなさんから寄せられた意見は、鉱物はトパーズ、珪灰石、岩石は湖東流紋岩、さざれ石、石灰岩、化石は足跡化石、などの意見がありました。これらの推薦理由とともに私から学会へ出しました。
 各県の提案については、応募がほとんどないところからたくさん集まるところまで様々だったようです。京都の益富地学会館からは、以前に同館が行った同様の企画の結果についてお知らせがあるなどもあり、そのような情報も参考にされるようです。地質学会によると、提案を集計中で、年明けから拡大委員会(これまでは企画・募集の委員会があったようです)をつくって、各都道府県の石を決めるようです。決定されるまではまだ時間がかかりそうですが、決まったらまたお知らせします。 (里口保文)



●琵琶湖博物館 はしかけグループ「古琵琶湖発掘隊」の活動
 多賀町のアケボノゾウ発掘現場の調査を中心に,地域の自然史を学び,やがてはリーダー的な存在になることを目標に設立した「古琵琶湖発掘隊」.その活動も2年目に入っています.
 4月には,多賀町で第2次発掘が行われ,前年に学んだ基礎知識を活かしながらの調査に臨みました.発掘では,貝,昆虫,シカの骨,足跡などの化石が発見されたほか,微化石用の試料採集や地質の調査も行いましたが,そうした調査の一端を担うことができました.
 発見された化石は,現在多賀町立博物館に保管されています.古琵琶湖発掘隊のメンバーは,6月と11月に集まって,シカの骨化石のクリーニングを行いました.骨の化石を壊さずに,固まった土を取り除くのは,根気のいる仕事ですが,1日中,熱心に取り組みました.
 多賀町以外でも,化石や地層の観察会を行いました.7月には安曇川での植物化石の観察会,8月には三重県の服部川での貝化石の観察会を行いました.服部川では咽頭歯を見つけたメンバーもいました.こうした活動の成果は,8月に多賀町で行われた第2次発掘調査者報告会で,メンバーみずからが発表を行い,成長している様子を参加者に披露しました.
 また,グループの活動とは別に,個人で足跡や植物化石の調査を継続的に行っているメンバーもいます.琵琶湖博物館にも,毎週来て,地学研究室で熱心に作業をするメンバーもいて,ますます実力をつけているところです.次の発掘では,さらなる期待が高まります.   (高橋啓一)
安曇川での植物化石の観察会多賀町立博物館でのシカ化石のクリーニング
 



気になる本

●本の紹介「煮干しの解剖教室」   小林眞理子著 仮説社 1500円(税別)
 最近,タイトルにあるような面白い本があることに気づきました.初版は2010年に発行されているのでご存じの方もいらっしゃることでしょう.この本は,子どもたちがこの本を見ながら煮干しの解剖をして,生き物の面白さを感じるために作られています.煮干しなら,簡単に手に入りますし,実物の生き物を解剖する生々しさがなくていいですよね.
 この本を買わなくても,著者が教師向けに作った「煮干しの解剖資料室」のサイト(こちら)をみるだけでも,子どもたちといっしょに煮干しの解剖ができます.試してみてください.   (高橋啓一)



県内の博物館情報

●琵琶湖博物館
 水族トピック展示「鯉についての四方山話」
 (共催:滋賀県ミュージアム活性化推進委員会・滋賀県立琵琶湖博物館)
 ・場所:琵琶湖博物館水族企画展示室
 ・期間:2015年1月2日 (金)〜2015年3月18日 (水)
    (今年度の琵琶湖博物館は、新年1月2日から開館します)
 ・内容:コイは洗い、鯉コク、煮付け、鯉を素材にした料理や、鯉のぼりのモチーフになるなど、昔から人と関わりのある淡水魚です。また、中国の黄河上流の龍門にある滝を登り切った鯉は龍に化身し昇天するという伝説から、鯉は縁起の良い魚とされています。今回の展示では、鯉をテーマとして開催します。
 ・ネットページ:【こちら】


●多賀町立博物館(あけぼのパーク多賀)
 企画展「お雑煮調査」
 ・会期:2015年1月27日(火)〜2月22日(日)
 ・場所:あけぼのパーク 多賀ギャラリー
 ・ネットページ:【こちら】



●ニューズレター メール配信
 「Geological news around Lake Biwa-琵琶湖博物館地学研究室ニューズレター」を、メール利用者の方に配信しております.紙面による配信も続けますが、メール配信可能な方は chigaku○lbm.go.jp (lbm: Lake Biwa Museum略,○を@に変えてください)までメールを送ってください.ご協力の程、よろしくお願いします.(琵琶博地学研究室)



琵琶湖博物館地学研究発表会 事務局
高橋啓一,山川千代美,里口保文,林 竜馬
〒525-0001 草津市下物町1091番地  滋賀県立 琵琶湖博物館地学研究室内
 tel:077-568-4811(博物館代表) Fax:077-568-4850(事務室)
E-mail:chigaku○lbm.go.jp(○は@に入れ替えてください)


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