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ニューズレターNo.17(2005年8月発行)



 フィールドワーク後の温泉とビールが格別な時期となりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?さて、今回、16回目を迎えました「地学研究発表会」ですが、新進気鋭の若手研究者お二人をお迎えして講演していただきます。また内容も「文理融合的」です。
 みなさまの多数のご参加お待ちしております。


第16回 地学研究発表会のご案内

○日時:2005年9月11日(日) 午後2時〜5時(予定)
○場所:滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室(エントランスを左折)
○内容:
 講演 1 井上 淳さん(大阪市立大学)
    「堆積物中の微粒炭分析による琵琶湖周辺における植物燃焼の変遷」
 講演 2 西山 昭仁さん(大谷大学)
    「寛文近江・若狭地震(1662年)における近江での被害」

講演要旨など詳細はこちらをご覧下さい


[懇親会]
 研究発表会終了後にいつものように懇親会を予定しております. 場所は,草津駅前付近です.こちらもご参加ください.



県内の博物館情報

『みなくち子どもの森自然館』

●特別展「花のふしぎ」
 期間:2005年7月13日(水)〜9月25日(日)
 内容:野山にさくいろいろな花のふしぎを調べてみませんか?折り紙や顕微鏡観察の体験コーナーなども。

『多賀の自然と文化の館』

●企画展「多賀の水辺の生き物たち」
 期間:2005年7月16日(土)〜8月28日(日)
 内容:田んぼのカエルから山奥の川にすむイワナまで、多賀町の水辺の生き物を展示。

琵琶湖博物館

●企画展示「歩く宝石オサムシ−飛ばない昆虫のふしぎ発見−」
 期間:2005年7月16日(土)〜11月 27日(日)
 内容:身近な自然に生息しているのに意外に知られていないオサムシにスポットをあて、その不思議な生態について紹介します。水族企画展示室では生きたオサムシを展示しています。
●トピック展示「マンモスゾウ化石と世界のゾウ化石」
 期間:2005年5月12日(木)〜9月4日(日)
 内容:琵琶湖博物館で所蔵しているマンモスゾウの臼歯化石をはじめ世界のゾウ化石の実物やレプリカをわかりやすい解説をつけて展示します。A展示室で展示中。


フィールド情報

「安曇川河床から出たゾウ足跡化石調査のお知らせ」
 平成16年11月の台風よる増水により高島市長尾〜上古賀周辺の安曇川の河床から高島累層研究会によってゾウの足跡化石が発見されました。現在のところ時代は約100万年前のものと考えられています。この地域からは初めての足跡化石でもあり、高島市が中心となって以下のとおり調査をすることとなりました。是非皆様にもご参加いただきたく思いますので、調査日にご都合がつく方は、琵琶湖博物館地学研究室あるいは高島市教育委員会(Tel:0740-32-1132、Fax :0740-32-3568、e-mail:bunkazai@city.takashima.shiga.jp)までご連絡ください。小学4年生以上のボランティア調査員を募集して、専門家と一緒に発掘調査を行う予定です。
   調査日程:8月25日(木)〜28日(日)
   調査場所:高島市安曇川町上古賀の安曇川河床
   調査内容:おもに足跡化石の産状記載
   調査主体:高島市教育委員会事務局文化財課 0740-32-1132
   調査協力:滋賀県足跡化石研究会
        滋賀県立琵琶湖博物館 0775-568-4828 

  追記:この調査は台風のために延期になりました.次回は10月に予定しています.

このコーナーへの皆さまからの情報をお待ちしています.



地学資料の整理から

 琵琶湖博物館も来年でとうとう10周年!!!7月27日現在、収蔵庫に整理されている岩石・鉱物は5873点となりました。そのうち滋賀県産はやはり最多で、1873点。これは県内・県外、研究者・愛好家問わず、さまざまな方の寄贈にによって集められたもので、みなさんがフィールドから、その「重さ」にもめげずに、持ち帰ってこられたものです。そのことを考えると、毎日のルーティンに陥りがちな仕事にも「気合い」が入ります。
この標本たちがいつ、誰に、どの、どのように活用されるのか。また、20周年の時にはどのようなコレクションになっているのか、いまから楽しみです。 (山本真彩子)


 資料整理の関係で他の分野の方と話していて時々気になるのが、化石資料を生物と全く無関係だと思う方が意外に多いということです。化石の生物学的資料としての側面をもう少し認識してほしいなとよく思いました。一方でTV・ドラマなどの世界では、恐竜や三葉虫でも化石を研究するのは「考古学」とされていたりします。知名度の割にはあまり理解されていないようです。(黒田耕平)


 大分県安心院町で昨年11月に発掘したミエゾウの頭骨化石は、昨年12月に 約1.5トンの土の塊で、琵琶湖博物館にやってきました。
 ほぼ完全な頭骨が土の中に保存されていると言う高橋さんの予測で、頭頂部 があると思われた所をクリーニングしましたが、その周辺には骨はなく、もしや壊したのではないだろうかと思い悩みました。しかし、6ヶ月の月日を掛けてクリー ニングが終わると、頭骨は圧平された状態で、クリーニングしている最中に頭頂部を破壊していないとわかりホッとしました。(大橋正敏)


〜編集後記〜
 インド調査の前の混乱で、いま京都の出先で編集している。でも、いろいろな人や情報は、なかなかおもしろい。とくに、夏は地学というフィールド科学にとってたいせつな季節である。そういった意味において、気力・体力を消耗する時期である。ビールをのんで乗り切ろう!(宮本)




琵琶湖博物館地学研究発表会 事務局
中島 経夫(魚類形態学)  高橋 啓一(古脊椎動物学)
山川 千代美(古植物学)  里口 保文(火山灰層序学)
宮本 真二(自然地理学)
〒525-0001 草津市下物町1091番地  滋賀県立 琵琶湖博物館地学研究室内
 tel:077-568-4811(博物館代表) Fax:077-568-4850(事務室)
E-mail:nakajima○lbm.go.jp,takahasi○lbm.go.jp,yamakawa○lbm.go.jp
       satoguti○lbm.go.jp,miyamoto○lbm.go.jp,
(○は@に入れ替えてください)


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