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 「メダカの学校は、川の中〜、そーとのぞいてみてごらん、みんなでお遊戯しているよ。」と昔から子どもを水辺に誘う歌がありました。しかし、最近メダカは学校を開いて悠長にお遊戯をしている場合ではなくなりました。住みかを追われ、外敵から逃げまどい、自然界のほんの片隅で細々と暮らしています。また、子どもの遊びも変わってしまったので、外で遊ぶ子どもも見かけなくなりました。  うちの家の池で、鯉を飼っていますが、外の川とつながっているので、他の魚も自然と入ってきます。池の水が澄んでいるときは、いろんな魚が見えて楽しいものです。しかし、外の川は上下流でよく工事がされるので、水が流れないようになったりして、安定していないのが気がかりです。
 この池は、毎年冬の前に水を全部かいだして掃除をしているので鯉以外に棲んでいる魚もよくわかります。いつもはカワムツとフナぐらいしかいないのですが、昨年暮れの掃除の時には、ナマズとニゴイがいました。例年になく魚の種類が増えたので喜んでいます。
 子どもに限らずおとな自身も、ひょとしたら身近な自然を「そーとのぞく」ような楽しみを本来したいのではないでしょうか。「昔は川にいろんな魚がいて、魚つかみを楽しんだものだ。」とよく言われます。今のうちに「魚との共存」を次世代に引き継いでおかなければ、なつかしい魚たちが子供たちから見放され、さらに次の世代では忘れ去られてしまいそうです。
 ようやくおとなの指導で、「身近なお魚調査」とか「水辺調査」とか「ビオトープの創造」などという活動が芽生えてきました。そーとのぞくだけでなく、すすんで手をさしのべてあげなければ、ならなくなってしまいました。自然を親しみ、環境を考え工夫する活動が、今後益々盛んになることを願っています。

(内藤)




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