Nitzschia inconspicua Grunow


Nitzschia inconspicua Grunow, Verh. K. K. Zool. -Bot. Ges. Wien 12: 579. pl. 18, f. 25. 1862.
基礎異名 
その他異名Nitzschia frustulum var. inconspicua (Grunow) Grunow in Van Heurck 1881.
和名 
類似種との区別点Nitzschia hantzschiana の小型個体と区別し難いことが多いが,条線を構成する胞紋列がより粗い。また電子顕微鏡で観察すると,条線は縦溝付近で二叉していない。Nitzschia frustulum と本種を分ける明確な規準はないが,小型個体 (ほぼ 20μm 以下) ばかりからなり,殻形が楕円形に近い個体群を本種とした。
報告があった場所汎世界種 (Krammer and lange-Bertalot, 1988)。日本でも Nitzschia perpusillaNitzschia frustulum などとして報告されていることが多いようである。
生態情報好アルカリ性 (渡辺ら, 2005)。電解質が中程度あるいは多い,α-β-中腐水性の境界までの水域に生息する;波打ち際に多い (Krammer and Lange-Bertalot, 1988)。有機窒素を利用できる (Van Dam et al., 1984)。淡水域では本種の方が Nitzschia frustulum よりも普通のようである。



       10μm
A: 大和川支流佐保川(奈良県)
       10μm
B: 大分川(大分県)