Achnanthidium pyrenaicum (Hust.) H.Kobayasi


Achnanthidium pyrenaicum (Hust.) H.Kobayasi, Nova Hedwigia 65: 148. 1997.
基礎異名 Achnanthes pyrenaica Hust., Ber. Deutsch. Bot. Ges. 56: 554. f. 5-10. 1939.
その他異名 Achnanthes biasolettiana Grunow in Cleve et Grunow 1880.
和名 ピレネーツメケイソウ (新称)
類似種との区別点 大きさおよび微細構造が Achnanthidium convergens に酷似するが,殻の先端が楔状ないし嘴状に突出する点で異なる。Achnanthidium minutissimum にも似るが,殻幅がより広く条線も粗い。また電子顕微鏡で観察すると,殻端近くで条線が収斂し,縦溝の先端が大きく曲がっている。
報告があった場所 タイプ産地はピレネー山脈。日本からの確実な報告は全て 1989 年以降のものであり,多摩川,員弁川 (小林・石田, 1996),荒川,天竜川,千曲川,長良川 (真山, 2002) から知られている。他に筆者らが調べた紀ノ川(奈良),櫛田川(三重),石手川(愛媛)などの試料にも多く含まれていた。近年になって侵入した外来種の可 能性が高い (真山, 2002)。
生態情報 Krammer and Lange-Bertalot (1991b) によれば,カルシウム分に富み電解質か中程度ないしは多い,貧ないし中栄養の水域に多く出現する。



       10μm
A: 紀ノ川支流高見川(奈良県)



       10μm
B: 石手川(愛媛県)

走査電子顕微鏡図版