地方分権の時代と呼ばれる昨今、博物館の世界においても、各地域の歴史や文化に根ざした活動を目指す動きが模索されています。 しかしながらその一方で、各地方に伝来した文化財が中央に集中しているという現実が存在します。 これは、明治時代以降の文化財の調査や保存をめぐる歴史的経過の中で形成されたものでした。 講演会では、近代以降の文化財の中央集積の歴史やその論理を、近年の世界的な文化財返還要求の動きも視野に入れながら講演いただき、文化財の地域保存の考え方の根底にあるもの、地域の受け入れ態勢のあり方、その目指すところや取り組みについて、参加者も交えて議論を行いたいと思います。
主催:滋賀県博物館協議会
後援:滋賀県教育委員会
平成23年(2011年)12月23日(金・祝)13:30〜16:30(13:00から受付開始)
滋賀県立琵琶湖博物館ホール
高木 博志 氏(京都大学人文科学研究所准教授)
1959年大阪府生まれ。 専門は日本近代史。 「創られた伝統」論を元に、近代天皇制にまつわる文化的要素(即位・大嘗祭などの皇室儀礼、文化財や博物館、古都としての京都や奈良のイメージ)がいかに近代以降、国民国家を支えるために意識的に創られたかを検証しておられます。
著作
「近代天皇制の文化史的研究―天皇就任儀礼・年中行事・文化財」校倉書房(1997)
「近代天皇制と古都」岩波書店(2002)
「日本史リブレット97 陵墓と文化財の近代」山川出版社(2010)
など多数
13:30〜13:40 挨拶・趣旨説明 13:40〜15:10 講演 15:10〜15:20 ―休憩― 15:20〜16:30 意見交換
滋賀県博物館協議会会員館の学芸員・職員、近隣府県の博物館・美術館など関係機関(施設)の学芸員・職員のほか、博物館資料の収集保存や利活用に関心を持つ一般の方など(どなたでも)
無料
滋賀県博物館協議会事務局(滋賀県立琵琶湖博物館内) 担当:戸田
〒525-0001 草津市下物町1091 TEL 077-568-4811 FAX 077-568-4850