身のまわりの自然 皆で調べてみませんか
アオマツムシは鳴いていませんか
今回のフィールドレポーター調査はアオマツムシ調査です。滋賀県下のアオマツムシの分布を調べ、来年度の「外来生物」の企画展示にその調査結果を使わせていただこうと考えています。秋の鳴く虫、アオマツムシが鳴いているかどうか、調べていただけませんか。
秋は鳴く虫の季節です。夕方からスズムシやマツムシなどの鳴き声を聞くのは、日本の秋の楽しみの一つです。ところがいつからか、変わった鳴き声の虫がいることに気がつかれた方はいませんか。秋の鳴く虫は草かげで鳴くものがほとんどですが、明らかに木の上で、「リー、リー」と長くのばしたかん高い音で連続して鳴いている虫がいたら、それがアオマツムシです。アオマツムシの写真と鳴き声は琵琶湖博物館のホームページで見ることと聞くことができます。一匹でもかなり大きな声ですが、たくさん集まって鳴き出すと、うるさくて木の下では話もできないほどです。しかし、いざ探してみるとなかなか見つけることができません。8月下旬から10月下旬ごろまで鳴き続け、暑いうちは夜、涼しくなってくると夕方や昼間でも鳴いています。鳴き声は日没前後からの一定時間に集中しますが、発声そのものはこの時間帯をすぎても断続的に続きます。
アオマツムシは中国大陸南部からやってきたと言われている昆虫で、明治末期に東京で初めて発見されました。関西で広がりはじめたのは戦後のことです。関西では兵庫県の宝塚市山本地域から広がりはじめ、大阪、京都を通って滋賀県で見られるようになったのは、比較的最近のことのようです。
アオマツムシは自然の森のなかにはおらず、街路樹や生け垣などを好んでくらしており、人のくらしとの関わりのふかい昆虫です。1993年に琵琶湖博物館ではアオマツムシの調査を行いました。その結果、湖北、湖西を含めてほぼ滋賀県の全域にアオマツムシの分布が見られました。そして、主要な道路や、鉄道の交通網とアオマツムシの分布が一致していることも分かりました。今回の調査結果と1993年の調査結果を比較することで、アオマツムシの分布の変化や環境の変化を見ていきたいと思います。
◎調査方法
- 1. ある場所でアオマツムシがいるか、いないか(いないことも重要なデータとなります)を確認して、博物館にお知らせ下さい。
ハガキあるいは封書で、調査の結果とご自分の、お名前、住所、年齢と調査地の住所をできるだけ詳しく書いて下さい。
- 2. アオマツムシがいた場合には、まわりの様子や鳴いていた場所(街路樹、生け垣等)をお書き下さい。
◎調査期間
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