ヤリタナゴ



科   名 コイ科
標準和名 ヤリタナゴ
学   名 Tanakia lanceolata

 肩部に暗色斑がない。尾柄部の暗色縦帯も不明瞭。体長6〜10cm。北海道、南 九州を除く日本全土、朝鮮半島に分布する。
撮影者:松田征也

 琵琶湖にはボテジャコと呼ばれる魚がいる。実は一種ではなく数種の魚の総称である。タナゴ亜 科の魚たちがそれで、滋賀県には、7種がすんでいる(全国で は15種・亜種がすんでいる)。ヤリタナゴは、タナゴの仲間ではもっとも分布が広く普通に見られる種である。数も多く、琵琶湖の名物であるホンモロコ釣り にかかる邪魔者として、釣り人からは嫌われている。モロコ釣りの釣り人は、ボテジャコがかかると、次にかからないようにと陸に放り投げるため、釣り人が 去った後にはボテジャコの死体の山が残る。翌日、他の釣り人がやって来てここで何人が釣りをしていたのか知ることができる。どのような餌にもすぐにかかっ てくるので卑しい魚の代表のように扱われていた。しかし、近年では、外来種の違法放流や環境の変化などで激減し、琵琶湖ではほとんど見られなくなった。
解説者: 秋山廣光



種名索引へ  
コイ科索引へ