タイリクバラタナゴ



科   名 コイ科
標準和名 タイリクバラタナゴ
学   名 Rhodeus ocellatus ocellatus

 ニッポンバラタナゴに似るが、体高が高い。また、婚姻色は本種の方が青みが強い。体長 5 cm 程度。尾柄の暗色縦帯が目立つ。婚姻色の出た雄の尾鰭基部には橙色の斑紋がある。肩部にはやや長い暗斑がある。腹鰭前縁の白色帯が目立ち、ニッポンバラタナゴとの主要な識別点となっている。
撮影者: 松田征也

 他のタナゴ類同様、生きた二枚貝の鰓に卵を産み付ける。稚魚の背には鮮明な黒斑があり、その黒斑の近くには白斑があり際立ってよく目立つ。主な産卵期は、春〜初夏であるが、秋にも産卵する個体がいることが知られている。戦後の食料対策として中国大陸より導入された養殖魚のソウギョアオウオハクレン、コクレンに混入して霞ヶ浦などに入り、その後の二枚貝の移動によって琵琶湖に移入したものと考えられている。ニッポンバラタナゴと容易に交雑するため、ニッポンバラタナゴの遺伝的な存続が危ぶまれている。飼育環境下でも良く繁殖し、観賞魚としても人気があるが、ひとたび交雑が起きれば、元に戻すことは難しい。滋賀県では、指定外来種として取り扱いに注意を呼びかけている。
ニッポンバラタナゴ 撮影者: 前畑政善
解 説者: 秋山廣光



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