ナマズ



科   名 ナマズ科
標準和名 ナマズ
学   名 Silurus asotus

 口ひげは4本(ただし幼魚では6本)。体長30〜60cm。雌の方が雄より大型になる。日本のほぼ全土、台湾島、朝鮮半島を含むアジア大陸東部に分布す る。 体色は通常全身が濃い褐色だが、周囲の状態によって淡くなったり、ブリキ様の模様を呈する。鱗(うろこ)はなく、体表は粘液に覆われているため、手でつか みにくい。
撮影者: 秋山廣光

 本種は、日本産ナマズ類3種の中では、最も広域に分布する種である。県内の河川、水路等にすむ ものは概ね本種である。湖内では、主に沿岸部、内湖等の水草地帯、石垣の間などに潜み、夜間に活発に遊泳して小魚やエビなどを捕食する肉食魚である。
 産卵期は4月下旬から7月下旬で、年によっては8月下旬に及ぶこともある。この時期降雨があると、夜間に岸辺の水草帯、あるいは水田地帯に入り込んで雌 雄が1対で産卵する。産卵行動は、雄が雌の胴部(稀に頭部)に数十秒間まきつく形で行われる。
 本種は地震の前に異常行動をとるとされているが、これは地震の前に地下で岩盤がずれる際に生じる微細な電流(地電流)を、この魚がいち早く察知するため と考えられている。
解 説者: 前畑政善



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