電子図鑑「滋賀のさかな」
メダカ
オス
撮影者:秋山廣光
メス
撮影者:秋山廣光
- 科名
- メダカ科
- 標準和名
- メダカ
- 学名
- Oryzias latipes
口は上向きに開口する。雄の背鰭の後縁に大きく開いた部分がある。雄の尻鰭は雌に比べ大きい。体長2〜4cm。日本全土、朝鮮半島、アジア大陸東部、台湾、海南島など。
体が小さく、常に水面直下に群泳する。泳ぎはあまり得意ではなく、流れの緩やかな浅い水域を生活空間としている。水田や用水路はメダカにとって絶好の棲息環境で、人々の目に触れる機会も多く、子どもたちの良き遊び相手である。実験室での飼育管理が容易なため、古くから様々な研究に使われている。最近では、宇宙空間での受精や発生の実験が有名である。飼育繁殖を繰り返すと、体色が薄く橙色に変化した、いわゆる「ヒメダカ」が出現するが、野生では外敵にねらわれ易いためほとんど残らない。メダカは、水田など人為環境によく適合し分布を広げたものと考えられる。最近の研究では、それぞれの分布地域での遺伝的な隔離により、異なる形質を持つ個体群ができあがっていることが知られている。そのため無意味な人為的移動は学問的混乱を導くだけであり、特に鑑賞用として養殖されているヒメダカは素性が不明なため、放流用には用いるべきでない。
解説者:秋山廣光
