電子図鑑 「里山のゴミムシ」

1、はじめに
ゴミムシ類はコウチュウ目オサムシ科に属し、世界で約4万種、日本で約1600種が記載されています。ゴミムシ類は、生態系のなかで地表徘徊性の捕食者として重要な位置を占めています。また、その生態的な特性から農業上の重要な害虫の捕食者として知られているばかりか、近年では、国内外において森林環境、農地環境、オープンランドの環境、水田環境など様々な環境の指標昆虫として注目を集めています。
本データベースでは、日本産ゴミムシ類のうち、今注目されている里山環境に生息する299種の画像情報や生態情報を公開しています。通常のデータベースとは異なり、種情報だけでなく、生態情報や画像情報を含めて公開しているため、大学の研究者や環境影響評価を行っている現場の調査者に有用で、実際に利用価値が高いことが特徴です。今後は、日本産のゴミムシ類全種についての情報を公開していく予定です。
なお、分類体系については「新訂 原色昆虫大図鑑 第 II 巻(甲虫篇)」(北隆館)に従っています。
2、使い方
<データ>
「和名」、「学名」、「形態」、「分布」、「生態情報」、「タイプ情報」、「備考」に分かれています。それぞれには以下の情報が掲載されています。「形態」:体長や形態などの情報のほか後翅の有無。「分布」:分布情報。「生態情報」:生息環境、越冬態、繁殖期、食性、その他の生態。「タイプ情報」:タイプ標本の雌雄、模式産地、タイプ標本の所蔵機関。「備考」:亜種、同物異名、原記載の出典など。
<画像情報>
左に全形、右上に頭胸部、右下に雄交尾器の写真が配置されています。雄交尾器の写真はない場合があります。画像の下に標本の採集場所が示されています。
<検索>
和名、学名、形態、分布、生息環境、越冬態、繁殖期、食性、後翅の有無、その他の生態、タイプ標本の雌雄、模式産地、タイプ標本の所蔵機関、原記載の出典、同物異名などの項目に入っているキーワードで検索できます。
<参考文献>
分類情報や生態情報などのデータの入力で参考とした文献は「里山のゴミムシ参考文献リスト(PDF形式:305kb)」からご覧いただけます。
3、著作権
- ★本データベースが提供するwwwページの著作権は、日本産環境指標ゴミムシ類データベース
作成グループに帰属します。 - ★本データベースが提供するデータの利用にあたっては、以下の事項を遵守してください。
- ・データを引用する場合には、著作権及び情報の発生元を明記すること。
- ・データの標題及び内容を改変しないこと。
- ・端末からのプリントアウト、ダウンロード等の複製にあたっては、調査・研究・教育用の目的に限ること。
- ・その他、著作権法の規定を守ること。
4、日本産環境指標ゴミムシ類データベース作成グループ
八尋克郎(滋賀県立琵琶湖博物館・総括学芸員)
堀繁久(北海道開拓記念館・学芸員)
石井実(大阪府立大学・大学院生命環境科学研究科・教授)
石谷正宇(大阪産業大学人間環境学部・非常勤講師)
5、謝辞
本データベースは、平成22年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)データベースの援助を受けています。
本データベースを作成するにあたり、森正人氏には写真撮影のため多くのゴミムシ類標本を借用しました。感謝申し上げます。また、ご協力いただいた以下の方々にお礼を申し上げます(敬称略)。
(標本利用)秋田勝巳、今坂正一、江本健一(故人)、大川秀男、加藤敏行、苅部治紀、河原正和、楠井善久、黒佐和義、斉藤諭、佐々木邦彦、杉本可能、澄川大輔、西田光康、松本慶一、松本英明、三村義友、矢田秀男(標本撮影)高石清治、堀真由美、簗田将一(データ入力)藤澤貴弘、竹内啓一、土田大希、籠洋、野一色麻人
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担当 - 八尋克郎(陸上昆虫学)

