琵琶湖の概要

琵琶湖 LakeBiwa

 琵琶湖は滋賀県の約6分の1を占める日本一の湖である。(淡水湖の中では世界で129番目の大きさ)。古琵琶湖は今から約400万年前に誕生し、約40万年前から現在のような深く大きな琵琶湖に変わってきました。これに伴い琵琶湖に棲む生き物たちは進化を遂げたり、またほぼ古琵琶湖時代の姿のまま現在まで生きているものもいます。

面積 670.25 km2
南北の延長63.49 km
最大幅22.8 km
最小幅1.35 km
湖岸線の延長235.20 km
南湖の平均水深約4 m
北湖の平均水深約43 m
全体の平均水深約41.2 m
最大水深103.58 m
湖面標高84.371 m
貯水量275 億m3
集水域面積3,174 km2
直接流入一級河川120

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【琵琶湖の固有種】

 固有種は、琵琶湖が長い年月他の水域から隔離され、安定した環境が長く続いたこと から形 成されたと考えられます。魚類や底生動物等を含め、現在50種以上の固有種が琵琶湖で確認 されています。日本の他の湖沼ではほとんど見られない固有種が琵琶湖に多く生育・生息す るのは、琵琶湖が大きく、多様な生物が生育・生息できる環境を今なお維持していることと、 長い歴史を持つ古代湖であることが関係していると言えそうです。

 以下、琵琶湖にいる魚類貝類水草プランクトン昆虫類の中で、琵琶湖の固有種の具体例を いくつかご紹介します。なお、これらの中には、学説(考え方)によっては、「固有種」と 認められていない種類も含まれています。

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魚類

名称 説明 写真
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ホンモロコ (コイ科) 沖合いの深いところに生息 焼いて食べると美味な高級魚 漁獲量が減少
ゲンゴロウブナ (コイ科) 中層から表層近くに生息 名前にちなんだ伝説で有名
ビワマス (サケ科) 水温の低い中層付近に生息 別名「アメノウオ」 赤身で美味
イサザ (ハゼ科) 昼間は30mより深いところに生息 夜になると表層近くにやってくる
ビワコオオナマズ (ナマズ科) 湖底近くに生息 琵琶湖の主の異名をとるにふさわしい大型魚
ビワヒガイ (コイ科) 流れのある砂礫底に生息 イシガイ科の2枚貝に産卵
ニゴロブナ (コイ科) やや深いところに生息 稚魚はヨシ帯などで育つ 鮒寿司の材料として有名 
ワタカ (コイ科) 中層から表層近くに生息 雑食性だが草食性が強く「馬魚」の異名を持つ
ウツセミカジカ (カジカ科) 琵琶湖内や流入河川下流域には本種がすみ、流入河川上流部にすむカジカとすみ分けている。
ビワヨシノボリ (ハゼ科) 1998年に初めて報告された琵琶湖固有種のヨシノボリの仲間。琵琶湖内にのみ生息し、夏の産卵期に接岸するとき以外は、沖合に生息する。
スゴモロコ (コイ科) 近年、濃尾平野や岡山県吉井川に分布していたものが、コウライモロコに同定され、琵琶湖にすむものは琵琶湖固有亜種となった。
アブラヒガイ (コイ科) 琵琶湖内の岩礁地帯に生息するが、近年、個体群の減少が著しい。
スジシマドジョウ小型種琵琶湖型 (ドジョウ科) スジシマドジョウは、1種とされていたものが、近年3種8型に分類された。小型種は、琵琶湖には生息せず周辺河川にすむ。
スジシマドジョウ大型種 (ドジョウ科) スジシマドジョウは、1種とされていたものが、近年3種8型に分類された。大型種は琵琶湖内、あるいは湖に注ぐ河口部などにすむ。
イワトコナマズ (ナマズ科) 琵琶湖北部の岩礁地帯に棲息する。そのためイワトコ(岩床)の名がある。湖内にすむ3種のナマズの中で最も美味とされる。

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貝類

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ビワコミズシタダミ 水深2〜80mの泥底に生息。
北湖では礫の多い湖岸にも生息。殻径3〜5mmの小さな巻貝 
ナガタニシ 水深2〜30mに生息。
南湖ではほとんど見られなくなった。成貝は殻高70mmに達する大きな巻貝
イケチョウガイ 水深1〜5mの砂泥底に生息。
日本に生息するイシガイ科の二枚貝では最大級で殻長255mmに達する
セタシジミ 湖中一円に広く分布。水深2〜30mに生息。
成貝は殻長20〜35mmの二枚貝。食用として利用

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水草

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ネジレモ 葉がらせん状にねじれているところからこの名がつけられました。
サンネンモ 琵琶湖の特産種であるこの水草は、葉は柄がなく、線形で先がとがっています。

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プランクトン

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ビワクンショウモ 「勲章」のような形をしているのでこの名前がつけられました。
ビワツボカムリ この種類は、特殊な形の堅い殻を持ち、殻の中にはアメーバー状の生物が入っています。

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昆虫類

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カワムラナベブタムシ(カメムシ目) 体長は6〜8mm。琵琶湖の湖底、琵琶湖疎水の砂礫底にすむ。かつては、琵琶湖、瀬田川、琵琶湖疎水、加茂川で見られたが、現在はいずれの場所でも見られない。滋賀県レッドデータブック2005年版の絶滅危惧種。
ビワコエグリトビケラ(トビケラ目) 成虫は小型で約9mm。1994年に近江八幡市水ヶ浜から新種で記載された。成虫の羽化時期は11月で、湖岸とその付近の植生中で見つかる。幼虫は北湖の岩礁湖岸を中心に湖水中に生息する。1mm程度の大きさの砂粒を綴り合わせて長さ約9mmの円筒形の巣を作る。
ビワコシロカゲロウ(カゲロウ目) 成虫は体長15-20mmで淡褐色。翅は白色で半透明。琵琶湖に生息するシロカゲロウ属は従来、本州、四国、九州、朝鮮半島、沿海州の河川に広く分布するオオシロカゲロウと考えられていた。しかし卵の表面の点刻に明瞭な違いがあることがわかり、1996年に別種として区別されるようになった。安曇川や姉川河口付近など琵琶湖北湖のヨシが茂った湖岸に生息する。

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