研究室
琵琶湖博物館の研究は、博物館の活動を支える部分でもあります。
活動のイメージを図にした樹木図では、根っこと幹の部分にあたります(右図)。
博物館には多くの人が集まり、さまざまに利用をすることができますが、それは博物館が研究をおこない、その研究の成果を展示や日常の活動のなかで発信し続けているからです。
常に最新の研究成果を発表することで、活発な博物館活動をつづけることができます。
また博物館は利用者が研究をするための場でもあります。
地域の情報を持ちよる住民参加型の研究や、同好会や研究会などの活動を行うための場や機会を提供し、また利用者が博物館と一緒に研究をすることで成果をあげることができます。
博物館は利用者にとって、開かれた大学ということができます。
研究組織
- 研究部
- 琵琶湖博物館の学芸職員は「研究部」に所属しています。研究部は3つのグループで構成され、学芸職員はそれぞれの研究テーマやプロジェクトにそって、いずれかのグループに属しています。
- 環境史研究領域
- 「湖と人間」の関わりが、歴史的にどのようにできあがってきたのか、をテーマに研究調査を行う。
- 生態系研究領域
- 「湖と人間」の関わりが、今どのようになっているのか、をテーマに研究調査を行う。
- 博物館学研究領域
- 「湖と人間」をテーマとする博物館はどうあるべきなのか、をテーマに研究調査を行う。
- 特別研究員制度
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琵琶湖博物館では、博物館のテーマに即して、また博物館の事業にも関わりを持つことを考慮しながら、日本学術振興会特別研究員などの受入を行っています。
また総合研究や共同研究の研究者などを対象として、研究員の受入を行い、博物館の研究交流や研究推進を図っています。
- 研究施設・備品
- 研究を行う上で、琵琶湖博物館で使っている研究施設や備品のうち、主なものについて【こちら】で紹介しています。
研究の進め方
- 研究プロジェクト
- 琵琶湖博物館では、専門分野を横断するようなプロジェクト型の研究を推進しています。
最も大きなプロジェクトである“総合研究”とより専門的色合いの強い“共同研究”があります。
また、それ以外には学芸職員が個別分野で行う“専門研究”があります。
- 総合研究
- 「湖と人間」をテーマとする琵琶湖博物館にふさわしい学際的・総合的な課題に取り組むことで、通常の個別専門的な研究ではできない新たな独自の知見を蓄積していくことを目標としています。 その成果を広く情報発信することで、琵琶湖の“価値”を社会に広く認識してもらえることになるでしょう。 そういった意味でも、琵琶湖博物館の最も重要な研究として位置づけられています。総合研究は、博物館内・外の研究者などとの共同によって、3年から10年の期間で行われます。
- 共同研究
- 総合研究に比べ、個別専門性が高い研究分野で、博物館内・外の研究者などとの共同によって行います。 ただし、既存研究分野の課題に答えるだけではなく、独自の研究課題や新しい問題をも発見、創造し、情報発信していくことをめざしています。 将来、総合研究への萌芽となるようなテーマも含まれ、1年から5年の期間で行われます。
- 専門研究
- 総合研究や共同研究をになう学芸職員が、個別専門分野での高度な研究能力を維持していくために実施する研究です。
- 参加型調査など
- 琵琶湖博物館で行う研究・調査は、より多くの人に参加していただき、みんなで地域のことを調べる“参加型調査”やあるテーマに即した調査以外の情報を送ってもらい、みなさんで調査のまとめをする“フィールドレポーター制度”などを行っています。それらについては、交流・サービス活動のページに、もっと詳しい説明があります。興味のある方はそちらをご覧下さい。
- 研究審査・評価委員
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琵琶湖博物館で行っている“総合研究”と“共同研究”といったプロジェクト型の研究については、学芸職員等が企画をしますが、その企画は研究申請書という形で博物館へ申請を行います。
その研究の内容や予算についての妥当性と、年度をまたいで行う研究については、その研究の成果状況なども考慮に入れた審査・評価が行われます。
これは、館長と副館長の他に館外の有識者によって構成される、「琵琶湖博物館総合研究・共同研究審査委員会」によって行われます。 審査は、次年度の研究プロジェクトについて、申請書と場合によっては口頭試問によって行われます。また、委員を対象とした報告会も開かれています。琵琶湖博物館総合研究・共同研究審査委員会委員
(第9期:2012年4月1日〜2014年3月31日)氏 名 現 職 竹村恵二 京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設 教授 中村正久 滋賀大学環境総合研究センター 特任教授 西 源二郎 東京都葛西臨海水族園 園長 西川 朗 滋賀県教育委員会事務局学校教育課 主査 濱崎一志 滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科 教授 水本邦彦 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部人文社会科学 教授 宮崎信之 東京大学名誉教授 遊磨正秀 龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科 教授 篠原 徹 滋賀県立琵琶湖博物館 館長 兼房見喜男 滋賀県立琵琶湖博物館 副館長
研究成果の発信
- 研究セミナー(毎月)
- 研究セミナーは、毎月第3金曜日の午後1時15分〜3時15分まで、定期的に行われます(毎回の発表者は3名)。
発表者は、学芸職員と特別研究員などが行い、それぞれに取り組んでいる研究についての成果や、今後の問題点などについて発表し、互いの研究について理解を深めたり、議論をしながら研究能力の向上を図ることを主な目的としています。
研究セミナーへの参加はどなたでも可能です。 事前の申し込みも必要ありません。内容は専門的なものですが、学習・議論の場としてご利用ください。
今年度の研究セミナーの予定は【こちら】をご覧下さい。
- 特別研究セミナー(不定期)
- 不定期に企画され、特に外部の研究者等に講演いただくもので、毎月行われる研究セミナーと同様に講演される分野の学習や議論の場として行い、研究能力の向上を図ろうとしています。
これまでの特別研究セミナーのリストは【こちら】をご覧下さい。
- 研究発表会
- 年一回、博物館の研究について多くの人へ向けて発表します。毎回、あるテーマで発表を行いますが、発表者は学芸職員以外に、共同研究者や、フィールドレポーターやはしかけさん、地域の人々のこともあります。
今年度の研究発表会の予定については【こちら】をご覧下さい。
- 研究調査報告書
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研究プロジェクトなど、あるテーマごとに研究成果がまとめられて、不定期に出版されます。
出版されたものは、琵琶湖博物館のショップで購入できますが、売り切れのものもあるので、事前にお問い合わせ下さい。
これまで出版された研究調査報告書は、【こちら】をご覧下さい。
- 業績目録
- 学芸職員等の一年間の研究活動を含めた博物館の活動について、それぞれの人にまとめた目録です。
研究論文、関わった研究プロジェクトなどの研究活動、博物館やその他で行った交流活動、展示活動など様々な活動について記載しています。
これまで出版された業績目録は、【こちら】をご覧下さい。
- 資料提供・記者発表
- 話題になりそうな研究成果は、その都度、報道への資料提供や記者発表を行っています。 2005(平成17)年度以降に発表した研究成果は【こちら】でごらんください。
