展示のご案内(B展示室)
B展示室:トピック展示
ありがとう15周年 『屏風まつり(ミニ)』
期間/平成24(2012)年2月7日(火)〜4月15日(日)
※ 第1期:2012年2月7日(火)〜3月11日(日) ・第2期:2012年3月13日(火)〜4月15日(日)
場所/B展示室【人と琵琶湖の歴史】 土蔵風ケース内
※常設展示の観覧料金でご覧いただけます
屏風は、ほんらいは風や冷気の侵入を防いだり、広い空間を仕切ったりするためのものですが、部屋そのものを飾る家具としても利用され、屏風絵と呼ばれる独特の絵画が生み出されます。そして、京都の祇園祭や大津の大津祭など町のお祭りでは、道行く人々を楽しませるため、通りに面した町屋で自宅の屏風などが飾られました。地域によってはこれを「屏風まつり」と呼びます。
今回のトピック展示では、開館15周年を記念して、琵琶湖博物館がこれまで収集してきた自慢の屏風をご披露します。是非お楽しみください。
展示解説(フロアートーク)
2012年2月26日(日)、2012年3月18日(日) 11時〜 展示内容を詳しく解説します。
展示期間と展示内容
第1期 描かれた琵琶湖の姿を楽しむ:
2012年2月7日(火)〜3月11日(日)
- 近江名所図屏風(おうみ めいしょず びょうぶ)
- 六曲一隻 江戸時代中期・18世紀/本館蔵 (初公開)
琵琶湖を中心に大津から竹生島までの名所を描いた屏風絵です。 上部には左端より逢坂山・浜大津・園城寺(三井寺)・唐崎の松・日吉大社・堅田の町と浮御堂・白鬚神社・竹生島などが、下部には左端より石山寺・膳所城・瀬田の唐橋・矢橋と、右端に多景島(たけしま)・彦根城が描かれています。また、右の下端に見える街道と宿場らしき町は、東海道と草津・石部・水口・土山の宿と考えられています。 - 大日本国図屏風(だいにほんこくず びょうぶ)
- 六曲一隻 江戸時代前期・17世紀/本館蔵
江戸時代前期の日本国を描いた屏風絵です。 各国の主な大名とその城下町および石高、交通の拠点、陸上・海上交通路が描かれています。また、絵図とは別に各国の石高が書き上げられており、大名の名前や石高から図が寛文から延宝年間(1661-81)頃に成立したものと推定されます。近江国内では、彦根、膳所、大溝、朽木、小室、仁正寺(にしょうじ)の各城下と日野、土山、水口、大津、坂本、今津、海津、小坂、湖水、竹生島が記載されています。
第2期 描かれた祭の様子を楽しむ:
2012年3月13日(火)〜4月15日(日)
- 日吉山王祭礼図屏風(ひよし さんのうさいれいず びょうぶ)
- 六曲一隻 江戸時代前期・17世紀/本館蔵
日吉社の山王祭の様子を描いた祭礼図です。 神輿を船に乗せ、粟津からのお供え物(御供(ごく))を湖上で供える「粟津の御供」の場面が描かれています。右端に、七本柳の浜で、船二艘を寄せた上に板を敷いた神輿船に神輿を乗せる場面が描かれ、そこから左へ、残り六基の神輿が唐崎の沖へと向かい、周囲に幕をめぐらせた粟津よりの御供船が迎えているところが描かれています。琵琶湖を絵の中心にすえて、大津や瀬田の唐橋までもが描かれている点がこの絵の特徴です。 - 日吉山王祭礼図屏風(ひよし さんのうさいれいず びょうぶ)
- 六曲一双のうち一隻 江戸時代中期・18世紀/本館蔵
日吉社の山王祭の様子を描いた祭礼図です。 右隻には、西本宮に安置された大榊と、「拝殿出し」された神輿が日吉馬場を下って湖岸へと向かう場面が描かれており、今回展示した左隻には「粟津の御供」の場面が描かれています。右端に、七本柳の浜で、船二艘を寄せその上に板を横に敷いた神輿船に神輿を乗せる場面を描き、そこから左へ、残りの六基の神輿船が唐崎の沖で御供船に迎えられているところが描かれています。